を再放送で昨日見た。
こちらです。
自分の母校を訪ねて授業をするというもので結構昔からあるものだ。
アニマル浜口については国際プロレスの頃、何度か見に行ったことがあって新日に移ってからはあの体でよくできるなと思ったものだ。
長州もそれほど大きくなかったが、浜口は本当に小さいレスラーだが、ヘビー級のほかのレスラーともやっていたわけでかなり無理して戦っていたという印象があった。
子どもの頃の話で彼がよく学校に遅刻して来たのだが、その理由が家計を助けるための牛乳配達だったことを知った担任の教師が「浜口君悪かった」とないてあやまって抱きしめたという話を涙ながらにしていた。
そういえば「牛乳配達」というのもいつのまにか見なくなった気がする。
朝早く起きると新聞配達の音は聞えるが、牛乳配達の音は最近聞くことはあまりない。
パックのものが増えて、牛乳瓶自体もあまり見なくなった。
アニマル浜口は世の中にいろんなことがあると言って「嫉妬、誹謗、中傷、挫折・・・」などなどたしか12ぐらいの言葉をそらんじていたが、そういう言葉の意味がどれだけ子どもたちの胸に響いたか分からない。
今のこどもたちはわりと大人たちの現実社会のことについてすぐに知ってしまう世の中になっているので意外と分かるかもしれない。
むろんアニマル浜口だけではなくて、どのレスラーも、あるいはどの人もいろんな苦労や挫折があってそれを乗り越えてきたのだろう。
むろんそこでも語りつくせぬことが数限りなくあっただろうし、どんな人でもそうだろう。
自分の苦労は大きく、人の苦労は小さく見えるものだ。
それを全く違うと思わせてくれる人の話、しかもいやみくさくなく、というのはあまり多くはないがアニマル浜口の話しはそんな貴重な話の一つだったと思う。