こちらでは先日おきたJR福知山線脱線事故の被害者のご家族への見舞いなどを目的にしたあしなが育英会による募金が始まったことを伝えている。
募金がきちんと全額被害者の家族にとどけられれば問題はないと思われるかも知れないが、自分は今の段階で募金をはじめるのは早すぎるのではないかと思う。
まず募金を行っている団体に真っ先に考えてほしいことは、事故の被害者の方々はまだ先のことを考える余裕がない人も多いであろうということである。
そして、今回の事故はJR西日本によって起こされた事故であって、
事故の補償、金銭的援助ということはJR西日本が全て充分に行うべきだということである。
これはあくまでも個人的な意見になるが、この事故に関してはJR西日本に責任があることは明白になったようであるから、寄付を募るのはどうかと思う。
そして列車に乗り合わせた人たちだけでなく、列車が突っ込んだマンションの住民の方々も非常に不自由かつ不安な日々をすごされているにもかかわらず、
列車に乗り合わせて被害にあった方々のことを優先にすべきだということで、JRに対してまだ何も抗議や交渉をしていないのではないか。
ということである。
自分はこのマンションの住民の方々もそのままそこに住むのは難しく、その方々に対してもJR西日本は当然のことながら充分な補償をすべきだと思う。
いずれにしても、金銭面の話は非常に微妙な問題であるし、まだ早過ぎると思う。