先生のスト

本日は、NSW州公立学校全ての先生達のストライキ。
つい先日、ストで朝2時間遅れの日があったばかりだと言うのに、今日は1日中お休み。もちろん、急でどうしても家で子どもの面倒をみれない家庭もあるので、一応最低限の監督者はいるので、登校する事も可能。とは言え、勉強もない、つまらないだけなので、殆どの家庭は学校に送らないけどね。今週金曜日が今学期最終日だと言うのに、中途半端な……。

会社に行って、同僚とその話をしていると、彼は先生達の労働組合（Union)で代表をやっているお友達がいるらしい。ニュースではUnionが賃金アップの交渉に応じない、と報道しているけど、実はUnionではなく、先生達が応じていないらしい。そりゃそうよね、Unionなんて、組合員の投票で過半数以上で可決されない限り行動を起こさないのだから。先生達はメディアではUnionにストをやらさせられてる、と言ってるけど、実際に望んでいるのは先生達で、Unionは板ばさみになっているそうな。公務員の先生達は、初任給でさえ年収550万円以上＋1年に2週間の休みが3回、1ヶ月半の休みが1回ある高待遇。しかも、日本と違い、先生達の副職も全く問題ないので、お小遣い稼ぎにバイトしている先生も少なくない。娘が以前、習っていたアートクラスも小学校の美術の先生だし。確かにシドニーの物価は異常に高くなって、住み辛くなってきたとは言え、元々、かな～り高給な公務員の先生達の賃金交渉、難航するのもしょうがないかも。

シドニーの地域別、週当たり世帯収入

先週末の新聞で国勢調査の結果、現在の週当たりの世帯収入が発表されていたけど、上の図で見て分かる通り、恐ろしいバブル経済のオーストラリア。一番低い所得帯で、週約10万～15万円相当。シドニー湾をぐるっと囲んだサバーブを見ると、見事に週25万円以上のエリアばかり！中でも一番高収入なサバーブ、Mosmanは週当たり平均で28万円以上！月収にすると、平均120万円以上～～～日本はとても物価高だと信じているオージーがまだまだ多いけど、実はオーストラリアの方が倍くらい物価高いのよ～～～！！