気楽に♪

ゆったりと自然体で、気楽に過す私流・・・  (無断転用禁・著作は放棄せず)

先行き不安

2012年05月31日 20時47分16秒 | あれこれ
昨日、故郷の家人の友人から電話。

「○君、仕事もうしないそうだ…」

○君は、夫婦で商売をしていました。

震災のあの日、揺れが収まって店の片付けをしている時に
川から上がってきた津波に夫婦で飲みこまれました。

○君は、浮いた所に換気扇の枠が有り
そこに必死につかまり、
非常に冷たく凍えそうな中で耐え忍んでいたそうです。

水が引き始め、気が付いたら奥さんは
店の中の片隅に沈んでいたそうです。

結局、自分だけ残り
先々の気力も失せてしまったようで
もう店の再開はしない!と、友人に語ったそうです。

電話の友人は、飲食店をしていました。
震災後は実に忙しかったそうですが、
今は、もう、閑古鳥になってしまったそうです。

震災が、それぞれに重く圧し掛かり
運命の歯車を大きく変えてしまった事だけは事実です。

○君にしても、店の片付けしないで
二階に上がれば、助かったのに!と、
下で片付けをしていた事をずっと悔やみ、
仕事を続けて行く気力を失ってしまったのは、
容易に想像が付きます。

こうした人達が沢山居る被災地では
日々、心に重荷を背負って生きているのです。

まだまだ、まだまだ辛い日々が続く被災地に
何時になったら「明るい日」が来るのでしょう???

まずは、瓦礫の片付け…
これが突破口になる事だけは、間違いないのですが…。



太陽の様に明るく陽気なガザニア



花一つ一つは小さいけれど
まとまることで、明るくなる「白妙菊」

被災地が、こんな明るい花々が咲き乱れる街に早くなれば良いと願います。