こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[三種の神器]

2017-08-14 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[三種の神器]です。

仕事で新しい場所に行く場合、地図や乗り換え検索で調べます。当日、乗ったことのない路線であると、駅が進むにつれて不安になってきます。この電車、上りと下り間違えてしまったかな?そもそも、この電車であっているか?など考えがめぐります。そんなとき役にたつのがこれです。


▲ ミウラ折り 東京関東路線図


書店に置いてあるときは、千代紙の表紙なので、メモ帳かと思いました。見本があり、ひらいてみるとこれです。


▲ 中身


「東京関東路線図」だったのです。持ち歩くのに良い、文庫本の半分サイズです。しかも、簡単に開け、たためます。毎日バッグに入れています。乗り換え検索アプリを、何度も開く必要もないです。表は「関東広域鉄道路線図」で、長野、栃木、茨城、山梨はほんの一部載っています。千葉はしっかり全域。裏は「東京地下鉄路線図」東京の地下鉄を網羅しています。もともと電車に乗るのは好きですが、東京の地下鉄は難しいです。何度もこの路線図のお世話になっています。車中でおもむろに広げたら、外国人観光客がびっくりしていました。

そして、この路線図をみて、楽しい空想ができます。路線はどこまでも続いて、日本中どこでもいけるような気持ちになります。空想の中で旅ができるのです。忙しくて遊びにいくことができない時も、路線図をみていると、おでかけした気分になるのです。

また、乗り換え検索では出てこないオリジナルな乗り換えブランができることもあります。それは、これとのコラボです。


▲ 東京23区便利情報地図


このマップル「東京23区 便利情報地図」です。路線図とあわせて使用すると、バスルートの発見や、徒歩のほうが近い駅と駅を見つけることができます。効率よく目的地に行く方法や、寄ってみたい町をルートに取り込んだ方法をみつけることもできます。

乗り換え検索アプリ・「東京関東路線図」・「東京23区 便利情報地図」・この三種の神器で、新しい町に行くことが楽しくなります。夏休中のみなさんもお試しください。

[はたらく]と[働く]

2017-08-13 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[はたらく]と[働く]です。

二種類の仕事をしています。[はたらく]部門では、勉強を教える仕事を週の半分。残りの半分は、[働く]部門で、派遣で様々な仕事をしています。来年の創業をしてもしばらくはその生活になります。

[はたらく]部門の仕事は、とにかく好きすし、時間の経つのもわすれ没頭することができます。こちらは、自分の天職です。[働く]部門の仕事は、多岐にわたります。ピンクレディーのペッパー警部のように、「あるとき謎の運転手、あるときニヒルな渡り鳥」。例えが古いですね。来年の創業にむけ、その準備があるので、100パーセント[はたらく]部門の仕事をしてしまうと、身動きとれなくなってしまいます。そこで、二種類の[はたらく]と[働く]を選択しました。

派遣で仕事をしていると、「賃金」と「労働」について深く考えます。時給が1000円だとします。1000円もいただいては申し訳ない仕事や、1000円では厳しいなと感じる仕事があります。派遣の労働者同士では、「どこの仕事が働きやすかったですか?」という質問が飛び交いますが、それも当てにはなりません。ある人にはきつい仕事でも、ある人には楽しい仕事の場合があるのです。「適材適所」とはこのことです。私はここでの「いい仕事」話を、鵜呑みにはしません。気になる仕事にはチャレンジしてみます。

[働く]部門の仕事では、一期一会の出会いがあります。一度行った工場では、初めて会った親切な年配の女性から休み時間にアイスをいただきました。そのアイスは秘密の冷蔵庫に隠してあり、こっそり呼ばれて、
「おねえちゃんも、こんなに暑いとこで頑張るね。大丈夫かい?」
その方もかなりの年配なので、
「○○さんも大変ではないですか?」
と聞くと、
「私は長い間やっていて慣れているから。」
カッコイイのです。
その横顔がとても素敵でした。

試食の仕事をした時は、一日に数人のご婦人から「私もやっていたの。大変よね。がんばって」と声をかけられました。

今年に入って初めて体験した現場の数は19になります。聞いたことのない地域や、降り立ったことのない駅、初めての仕事すべてが新鮮で楽しいです。この二枚看板で、今後もがんばります。

[下り電車]

2017-08-12 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[下り電車]です。

電車通勤で上り列車を利用される方も多いと思います。私も大抵上り電車利用です。どうしても目につくのが、下り電車を優雅に利用している人々。ゆったり座り、「ラッシュってなんですか?」と話し出しそうな表情をしいます。私にはそう映るだけかもしれません。

憧れの「下り電車利用」。昨日体験いたしました。快適です。優越感です。しかし、昨日は祭日。祭日は、帰宅時間が恐怖です。混み合う時間がよめません。案の定、帰宅時間にはラッシュでした。三連休、お盆休暇、いろいろな条件がそろって、行楽の乗客が多かったのです。下り電車利用優遇は、さほどではありませんでした。

結局は、「隣の芝生は青い」ということです。

何においても、こんなことはありますね。まだまだ私の修行が足りないのでしょう。

起業セミナーで、過去に起業された先輩のお話を聞く機会がありました。先輩たちの芝生は青々としています。実は御苦労があるのでしょうが、それを上回る喜びと遣り甲斐があるそうです。いつか、私の塾も「青々とした芝生」に見えるよう、そして、本物の「青」になるように、今後も前進します。


[慇懃無礼]

2017-08-11 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[慇懃無礼]です。

慇懃無礼(いんぎんぶれい)意味は、丁寧ではあるが、それがかえって無礼になること。この言葉を知った時、いろんなことが頭をよぎりました。丁寧なのに、無礼?難しいですよね。

日本語には敬語があります。素晴らしい文化だと思います。年上の方を敬う言葉です。でも、心の中で相手を見下して敬語を使うときもあるでしょう。それが分かると、嫌ですよね。

慇懃無礼の逆もあります。タレントの毒蝮三太夫さんや梅沢富美男さんは、ご年配の女性や奥様を「ババー」と言います。でも聞いている側は、それほど嫌な気持ちになりません。それは、毒蝮三太夫さんや梅沢富美男さんが相手に尊敬の気持ちを持って、発している言葉だからです。これは言葉を発する人の「人となり」に関わってくるので、誰にでも真似できることではありません。

言葉を選んでそれを自分の言葉として発する時には、心をこめることが大切だということです。敬語は日本語のすばらしい文化です。それを活用するも、殺してしまうのも、言葉を選ぶ私たち次第です。慇懃無礼にならない敬語を使えるようにすることと、言葉に心をこめること、そんなことを、塾の生徒には教えていきたいと思います。

ちなみに余談ですが、私は夫婦喧嘩をすると、主人に敬語を使います。それがとても怖いそうです。これは、「慇懃無礼」恐怖バージョン。

[ヨコハマ トリエンナーレ]

2017-08-10 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[ヨコハマ トリエンナーレ]です。

昨日の天気予報では、この夏最高の猛暑になるとのことでした。倒れてはいけないので、飲み物をたくさん用意して桜木町へいきました。目的は、[ヨコハマ トリエンナーレ 2017島と星座のガラパゴス]別件で行ったのですが、赤レンガでやっていた美術展をみてきました。


▲ トリエンナーレのチラシの表紙


平日なのですいていてゆっくりみることができました。中でも、クリスチャン・ヤンコフスキーという作家の作品が印象的でした。重量挙げのポーランド代表チームの現役選手が、ワルシャワ市内の歴史的人物の彫刻を持ちあげようとする「重量級の歴史」という映像。重量挙げのユニフォームで、出てきた数人で銅像を持ちあげるのです。その映像をみて、中学の時の出来事を思い出しました。


▲ トリエンナーレのチラシ



部活動の時間、遠くから「エッサーエッサー」と掛け声がしています。男子が5,6人で掛け声をかけています。近づく声に目をむけると、柔道部の部員が社会のK先生の軽自動車を持ち上げて運んでいるのです。まず、軽自動車が持ち上がることに、驚きです。他の部活動の生徒も唖然としてみています。その軽自動車を校舎に立てかけることで、フィニッシュ。

持ち挙げるという動作には、持ち挙げられているものへ勝ち表現をしているように感じました。K先生の車は、柔道部の生徒に負け、ワルシャワの歴史人物の彫刻は、重量挙げの選手たちに負けたのです。

今回の赤レンガの展示作品は、絵画、映像を融合したものが多く、とても刺激的でした。
私のように、昔を思い出して、そのことと目の前の事象をつなげるのは、「こくご」の力です。暑い日が続きます。たまには美術展に足を運び、非日常を体感して「こくご」の力を養ってください。

あの後、K先生の車はどうなったのでしょうか?