こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[誰もいない]

2017-08-31 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[誰もいない]です。

私は、「誰もいない」教室が好きでした。高校のとき、学校開門ジャストに登校して、窓から景色を見るのが好きでした。私の高校は高台にあったのでとても景色がよかったのです。2年生のときの教室は、横浜港に面して、[空と飛ぶ電車]を毎日見ていました。数年して、それが建設中のベイブリッジだと知りました。

商店街は夜がいい。シャッターがしまって、ときどきフラフラと酔った人があるいている。夜でも明るく街灯はついているのですが、それがまたミスマッチ。「誰もいない」商店街の真ん中を歩くのは気持ちがいいです。

受験のときに読んだ現代国語の文章に、場所の存在意義について書いてありました。道路は、人が沢山通って機能しているときと、夜中や早朝のように人が全くいないときは、存在価値がちがう、というような。難しくてなんだかわかりませんでしたが。最近は少しわかるような気がします。男性で例えると、昼の道路はバリバリに働く30代の男性。夜の道路は、哀愁ただようロマンスグレーの初老の男性。夜の道路は、そこを歩いても車も来ないので、道路としての仕事をしていません。ただのアスファルト。歩道と変わらない。それでも歩くとドキドキします。

「誰もいない」を感じるために、朝7時の元町へ行ってみました。朝の石川町駅は女子高生であふれていました。高校が沢山あるのですね。しかし、元町へ行くと人通りもなく、店は閉まっていて静まり返っていました。この感じがすきなのです。犬の散歩をしている人にと2,3、人すれ違っただけです。昼とは違う顔を見せていました。今度は、朝6時の街を見てみたいです。それも冬がいいです。少し暑かったですね。やはりまだ。

生徒達に、「誰もいない」でイメージしたことやものを聞いてみたいです。きっとユニークな意見がでてくるでしょう。これも、授業にできますね。みなさんの好きな「誰もいない」はありますか?



▲「誰もいない」元町商店街



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