こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[慇懃無礼]

2017-08-11 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[慇懃無礼]です。

慇懃無礼(いんぎんぶれい)意味は、丁寧ではあるが、それがかえって無礼になること。この言葉を知った時、いろんなことが頭をよぎりました。丁寧なのに、無礼?難しいですよね。

日本語には敬語があります。素晴らしい文化だと思います。年上の方を敬う言葉です。でも、心の中で相手を見下して敬語を使うときもあるでしょう。それが分かると、嫌ですよね。

慇懃無礼の逆もあります。タレントの毒蝮三太夫さんや梅沢富美男さんは、ご年配の女性や奥様を「ババー」と言います。でも聞いている側は、それほど嫌な気持ちになりません。それは、毒蝮三太夫さんや梅沢富美男さんが相手に尊敬の気持ちを持って、発している言葉だからです。これは言葉を発する人の「人となり」に関わってくるので、誰にでも真似できることではありません。

言葉を選んでそれを自分の言葉として発する時には、心をこめることが大切だということです。敬語は日本語のすばらしい文化です。それを活用するも、殺してしまうのも、言葉を選ぶ私たち次第です。慇懃無礼にならない敬語を使えるようにすることと、言葉に心をこめること、そんなことを、塾の生徒には教えていきたいと思います。

ちなみに余談ですが、私は夫婦喧嘩をすると、主人に敬語を使います。それがとても怖いそうです。これは、「慇懃無礼」恐怖バージョン。

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