こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【狭い】

2018-11-13 19:19:10 | 表現する
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

11月無料体験

11月27日(火)
16:00~1年生2年生残席6名
17:00~2年生3年生残席6名
18:00~3年生残席6名
学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂、今日のお話は
【狭い】

子供は狭い場所が好きです。

私は小さいころ、段ボールに入るのが好きでした。同様に、机の下、押し入れが好きでした。

そして、とても好きだったのが、階段の下の空間。近所に住む友達の家は、階段の下がトイレになっており、トイレで上をみると、階段の形をしていました。だから、よくその家に行くとトイレを借りていました。

他の友達の家にも、魅惑的な空間がありました。そこも、階段の下だったのですが、その空間にいくには、その前に置いてある家具を乗り越えて入りこむのです。家の人の感覚では、まさかそんなところに入ってあそばない、とおもわれる場所です。家の人がいなくなると、友達が
「あそこに行こう」
と言いだします。すると、みんなで家具によじのぼるのです。それも、ドキドキしながら。その家具はみかけよりも大きく、階段裏の空間にはいるには、家具の上からジャンプをします。狭いので、必ず擦りキズができます。それでも、たどり着いた階段下空間は、とても居心地がいいのです。もちろん暗いのですけれど。

もっと憧れた部屋がありました。それは、押し入れをイノベーションした部屋でした。彼女は一人っ子で、押し入れの半分が彼女の部屋でした。上の階には、玩具があり、遊ぶ空間。下の階は、布団が敷いてあり、寝る部屋。そして上の階にいくために、階段がありました。そして押入れの戸は、取り払われていました。今考えると、あの階段は御家族の方に手作りでしょう。素敵でした。今でも、あの押し入れ部屋で遊んだ記憶が鮮明に蘇ります。

そう、狭い空間が落ちつくのです。

ふとんを取り出したタイミングでないと、新入することのできない我が家の押し入れ。押し入れに入るタイミングは、家族のふとんが全てでている状態。要するに、家族がみな寝ているときです。


▲実家の押し入れは、もっと和風でした



私の冒険が始まるのは、日曜AM6時。目覚まし時計をセットできる年齢でないので、体内時計に頼るしかないのです。ふすまをあけると、両親は寝ている。ぬきあし、さしあしで、押し入れに向かいます。そして、押し入れの二回部分に入り込むのですが、足場がないといけません。それはちゃぶ台です。このちゃぶ台の端に足をけるとき、勢いでガタンと音をたてます。しかし、このちゃぶ台から押し入れに入る時は、勢いをつけてジャンプしなければなりません。ジャンプすれば、音が出る可能性もある。そして、あまりに音がすると、両親が起きて叱られる、または押し入れからつまみ出されるのです。ここは、緊張する瞬間です。うまく音を立てずに、おしいれ侵入に成功しても、そこから息を殺して潜んでいないといけないのです。じっと両親の動向を見守ります。すると7時くらいから、「時事放談」という番組が始まるので、父がテレビをつけます。細川隆元と藤原弘達が、政治の話をしていました。当時は、
「朝から、おじちゃんたち怒ってるな」
としか思っていませんでした。番組がおわるころには、おしいれ生活に飽きて、自分から脱出しました。そして
「また押し入れにいたのか?」
と呆れられる。これが、私の週末でした。母には、
「休みの日には、早起きするね。」
今ならわかります。休日くらいゆっくり寝ていたい大人の事情。

竹之内豊CM。大和ハウス。天井の高い家にすんでいる。が、本当は狭いところが好き。「わかる」共感です。
みなさんは、狭い所が好きですか?

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