こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[褒められる]

2017-09-02 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[褒められる]です。

貴方は誰かに[褒められる]経験がありましたか?
[褒められる]経験は、一生残るものです。

初めて[褒められる]ことがあったのは、父でした。私が落書きをしていると、「絵がうまいね」とたびたび言っていました。今思えば、親のひいき目。まったく上手くなかったです。そこから絵が好きになりました。高校のとき追っかけしていた「米米クラブ」のボーカルのカールスモーキー石井さんは、画家。入学時した大学では美術史を学ぶ、とつかながっていきました。本当に絵が好きだったのか、絵が好きなような気がしていたのか不明です。それでも、「褒められる」経験はその人の人生に関わってくるのです。

私の書いた文章が「褒められる」経験は人生で3回ありました。1回目は、小学3年生の時通学路にあったイチョウの木を題材にした作文が選ばれ、文集に乗りました。イチョウの木は雨の日も風の日も、私達を見守ってくれている。という内容でした。学校の文集ですが、とてもうれしかったです。


▲文集の作文の「イチョウの木」


次が高校2年生時。地理のテストの裏に修学旅行の思い出を書けば加点されるという記述を見て、尾道の景色の美しさについて書きました。大林宣彦監督の「転校生」に出ていた景色とかわない、坂からみた海はとも綺麗でした。という内容。それを授業で先生が読んでくださいました。その時は嬉しいというより、とても恥ずかしかったです。加点の為に書いた文章だったので、後ろめたい気持ちもありました。

最後は、大学受験の個人塾の先生。現代国語の解答でした。奥様も塾の英語の先生だったのですが、その先生から、
「主人が文章は褒めたことがない。すごいことよ。」
と言っていただきました。どんな内容だったか全く覚えていないのですが、とても嬉しかったです。そこから、文章を書くことは得意なのかもしれないと思うようになりました。

私の前向きな性格で、「褒められる」経験しか覚えていないということもあります。こうやって、生徒はいつまでも「褒められる」経験を覚えているのです。だから私も生徒を「褒める」時は、真剣です。「褒める」言葉に嘘がないように、普段から御世辞は言いません。子供達は感覚で、大人を感じています。信頼関係があるからこそ「褒められる」ことが意味を持ってくるのです。塾で新しく出逢う生徒達は、どんな「褒められる」ポイントをもっているのか想像しただけでもドキドキします。


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