はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[サンダル事件]です。
2学年上の姉は、いつも魅惑的なものを持っています。1970年代の中ごろ、ヒッピーブームでした。ジーンズ生地のかかとが高いサンダルは、カッコイイものでした。姉はそれを持っていました。私は危ないからと、ヒールの低いサンダルしか買ってもらえなかったのです。
ある晴れた日、姉の目を盗み憧れのジーンズ生地のサンダルを履き、颯爽と散歩にでかけました。いつも通学路で使っている川沿いのプロムナードです。気分は最高。モデルウォークで歩いていると、ふと明日の天気が気になりました。当時、足で靴を飛ばして、表が出れば晴れ、裏がでると曇りといった天気占いが流行していました。その占いには、呪文があります。
「あーした天気になーあれ」
その呪文の後に履物をけり上げます。私もジーンズ生地のサンダルを蹴り上げました。思いの他高く上がり、さて天気は?とサンダルをみると、大きな放物線を描き川にポチャン。
「終わりだ」頭を抱えました。でもサンダルはどんどん下流へ流されていきます。下流には父がやっている店がある。こんな時でも頭の回転は速いほうで、片方のサンダルを手に持ち、裸足で父のもとに。父は話を聞くと、長いロープの先に金具をつけて、川のコンクリートを下っていきます。カウボーイのごとくロープをなげますが、なかなかとれません。4回目でやっと金具にかかり、引き上げられました。ジーンズ生地のサンダルは左右色が変わり、一目で何かの事件に巻き込まれたことがわかります。帰宅後、母の雷が落ちたのでしょうが、私の記憶は父がサンダルを救出したところで終わっています。人間は悪い記憶は消す傾向があるそうですが、まさにそれでしょう。
これも、授業の合間や休み時間に披露すると、生徒が喜ぶ私の実話です。実家の近くの川を通る機会があり、思い出しました。先生だって小さい頃があって、みんなよりたくさん失敗しているのですよ、と伝えています。私の引き起こした事件はたくさんあるので、またの機会に。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[サンダル事件]です。
2学年上の姉は、いつも魅惑的なものを持っています。1970年代の中ごろ、ヒッピーブームでした。ジーンズ生地のかかとが高いサンダルは、カッコイイものでした。姉はそれを持っていました。私は危ないからと、ヒールの低いサンダルしか買ってもらえなかったのです。
ある晴れた日、姉の目を盗み憧れのジーンズ生地のサンダルを履き、颯爽と散歩にでかけました。いつも通学路で使っている川沿いのプロムナードです。気分は最高。モデルウォークで歩いていると、ふと明日の天気が気になりました。当時、足で靴を飛ばして、表が出れば晴れ、裏がでると曇りといった天気占いが流行していました。その占いには、呪文があります。
「あーした天気になーあれ」
その呪文の後に履物をけり上げます。私もジーンズ生地のサンダルを蹴り上げました。思いの他高く上がり、さて天気は?とサンダルをみると、大きな放物線を描き川にポチャン。
▲ サンダル事件 サンダルが落ちた現場
「終わりだ」頭を抱えました。でもサンダルはどんどん下流へ流されていきます。下流には父がやっている店がある。こんな時でも頭の回転は速いほうで、片方のサンダルを手に持ち、裸足で父のもとに。父は話を聞くと、長いロープの先に金具をつけて、川のコンクリートを下っていきます。カウボーイのごとくロープをなげますが、なかなかとれません。4回目でやっと金具にかかり、引き上げられました。ジーンズ生地のサンダルは左右色が変わり、一目で何かの事件に巻き込まれたことがわかります。帰宅後、母の雷が落ちたのでしょうが、私の記憶は父がサンダルを救出したところで終わっています。人間は悪い記憶は消す傾向があるそうですが、まさにそれでしょう。
▲ サンダル事件 父が降りていきロープを投げたコンクリートの壁面
これも、授業の合間や休み時間に披露すると、生徒が喜ぶ私の実話です。実家の近くの川を通る機会があり、思い出しました。先生だって小さい頃があって、みんなよりたくさん失敗しているのですよ、と伝えています。私の引き起こした事件はたくさんあるので、またの機会に。
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