ロシア語の勉強をそっちのけで小説にハマってた。
『風の影』(カルロス・ルイス・サフォン 木村裕美訳 集英社文庫 2006)
全然聞いたこともなかった作家だけれど、以前スペイン語圏の友人から聞いて、
買ったまま本棚の肥やしにしていた。
スペインの人と話す機会があって名前を出してみたら、とてもいい本だと言われたので手にとってみた。
「忘れられた本の墓場」という図書館である本に出会った少年を中心にする物語なのだけれど、
主人公以外の登場人物すべてが生き生きとしている。無駄な登場人物が全く無い。
複数の時間軸に沿って平行して物語が進んでいく構造も、とても面白かった。
今日の勉強を終えたら、もう一度読もうと思う。