年末年始、わたし以外誰も見舞いに行かないので、
徹夜明けの眠い目をこすりながら母のホームを訪問した。
今日聞いた母の話では、他の入居者さんやスタッフから仲間はずれにされていて、
つい先日もパーティがあっても声をかけられなかったらしい。
母の言っていることがそのまま全部事実なら、失礼な話だ。
ただ一点注意しなければならないのが、母の妄想癖だ。
昔から客観的事実と主観的な想念とをごっちゃにして話す傾向があるので、
聞き手は注意が要る。
けれども、新しく来た主任の男は感じが悪い、というのは母の意見に同意する。
わたしが声をかけて挨拶しても、うなずくだけで目をあわそうともしない。
大量に離職して行った職員さんたちのほうが、もう少し友好的だった。
まあ面倒を見てもらっている立場なので、あまり下らない苦情は申し立てられない。
明日から始まる新年がいい年になるよう祈るだけだ。
祈ってばかりいても埒が明かないので、 SQL を勉強しよう。