一時間ほど前に帰宅し、シャワーを浴びてジントニックを引っかけている。
ようやく休める。
今朝の06:30頃に家を出て、沼津に着いたのが09:00頃。
到着した旨イカにメールを送るが返信がない。
あるいは先に向こうに行っているのかと思い、記憶を手繰りながら歩くこと30分、美術館に到着した。
入館してみると学芸員さんたちはいるがイカの姿がない。30分待って10:00にやって来た。
まあ、約束の時間通りだけれども、全体の作業量を把握してそうに無い様子に不安を覚えた。
指示をもらって、タイトルを書いた紙を一点ずつ作品の裏に貼り付ける作業を始めた。
イカは・・・作品の写真を撮っている。
昨日一日何をやっていたんだ ?? 一日かけても撮影が終わらなかったのか ?
イカは放置しておいて学芸員さんの力を借りて作品の梱包を進めた。
一時間ほどして、イカが応援を要請していた K さんがレンタカーで到着した。
「すごく怖い人だ」とかイカが言っていたので、気難しい人なのかと思ったら、全くそんなことが無い。
イカのプラニングのまずさを二人で文句を言って、早くも意気投合した。
昼ごろ、イカが昼休みの号令をかけ、それぞれ自由行動になった。
わたしは K さんと一緒に近くの定食屋さんにいった。
入ってみてメニューを見ると、ほとんどの品が 1,000 円を超えている。
比較的安い生姜焼き定食にしようかと思ったけれど、せっかく漁港の近くなのだからと、
ホタテのフライ定食を頼んだ。
出てきた定食は文句の無い出来栄えだった。少し高かったけれど満足した。
昼休憩を終えて、学芸員さんたちはそれぞれの本来の業務に戻ってしまい、残りの作業は 3 人で進めた。
が、イカはまだ写真を撮り終えていない。正直、少しイラッとした。
15:00 過ぎ、搬入の時に車に乗せてもらった U さんが来た。
いい所にきてくれたとイカが言っていたが、もともと来てくれる手はずだったらしい。
K さんの車に作品を積むとわたしが乗る余地がないため、
伊勢原の倉庫へ作品を運ぶ作業には参加できないかと思っていたので、
U さんが車できてくれて大助かりだった。
15:30 にようやく全部の梱包と積み込みが終わって美術館を後にした。
イカは K さんの車で、わたしは U さんの車でそれぞれ伊勢原に向かった。
途中 U さんが母親にお煎餅を買いたいということで、「もち吉」という店に寄った。
お煎餅の専門店だけあって、各価格帯の品が所狭しと置いてある。
いくつか見繕って買った品のうち、ひとつはお土産だといって U さんがわたしに持たせてくれた。
車に乗せてもらった上にこんなことまでしてもらっては悪いと思いつつ、ありがたく頂戴した。
伊勢原の倉庫に着いたのは 16:30 過ぎ。陽も落ちかけている。
わたしたちは K さん達より早く着いた。といっても 5 分もしないうちに向こうもやって来た。
作業を進める内、夜になった。昨日買って来いといわれたランプが役に立った。
90分の作業で何とか作品を庫内に収め、解散することになった。
が、「伊勢原駅まで歩けるか ?」という正気の沙汰とは思えない質問をイカに投げかけられた。
06:30に家を出て、一日作業し、その上道もわからないところを5、60分も歩くのは冗談ではない。
それには応じかねると言ったら、脇から見ていた U さんが伊勢原駅まで送って下さることになった。
まったく U さんには頭が上がらない。
無事駅まで送り届けていただいて、今日のタスクは終了した。
帰りに中華料理屋さんで回鍋肉定食を食べて、スーパーでジンとトニックウォーターを仕入れて、現在に至る。
冗談か本気か、イカが故郷の鳥取の美術館でも個展を開く話があるらしく、手伝いに来るかといわれた。
ゴメン、もう、お腹いっぱいです。