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名も無きねこに

2008年度アンコールフランス語講座入門編 終了

2009-03-31 23:51:26 | 仏検二級一次
録音し溜めていたアンコールフランス語講座入門編
(杉山利恵子担当)を聞き終えた。
日常会話の表現が多岐にわたって取り上げられていて、
文法書を読むのとはまた違った面で勉強になった。

全体的にスキットの読み上げが速く感じ、
スクリプトを見ながら音読しても、
同時に読み終えるのが難しいことも多かった。
まだとても口が回らない。
何か別の教材を使って、
自然な速度での音読を練習する必要がある。

『完全予想』聞きとり編のExercice6は、
仏検の過去問からの出題だった。
スペルミスは免れず、正答率はいつもと変わらないけれど、
この本のオリジナルの問題と比べるとかなり易しく思えた。
ディクテを続けている効果も多少はあるのかもしれない。

スペルミスは、読む文章の量を増やすか、
ディクテの量を増やすか、対策を検討している。

残: 281.5h
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詰め込んでもこぼれ落ちる

2009-03-30 23:16:17 | 仏検二級一次
今日からL’étrangerを読もうと意気込んでいたが、
出歩ている時間が多くて手を付けず終いだった。

『完全予想』の長文1が終わり、前置詞問題の復習も終わった。
この本は語彙の問題から厳しくなる。
できれば解説ページの例文を覚えたいが、
問題文の方だけでも手一杯だ。

脈絡の無い短文を頭に詰め込むより、
まとまりのあるものを読んで覚える方がいいのだろうが、
Easy French Reader の復習もままならない。
どこかで『完全予想』と折り合いをつけて、
多読に移行していきたい気持ちもある。
とはいえ、土嚢に砂を詰めるように語彙を詰め込む作業は、
外国語学習では避けて通れない過程だ。
詰める方法に問題があるのか。

残: 287h
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『異邦人』 再読

2009-03-29 23:09:39 | わたし
およそ二十年ぶりにカミュの『異邦人』
(中村光夫訳, 1972, 新潮社)を読み返した。

死刑を待つムルソーと神を信じるよう説得しようとする司祭のやりとりは、
いま読み返しても、いや、いまだから尚更なのか、
胸が押し潰される思いがする。
邦訳を手がかりに、フランス語の原文にあたった。

Rien, rien n’avait d’importance et je savais bien pourquoi. Lui aussi, savait pourquoi. Du fond de mon avenir, pendant toute cette vie absurde que j’avais menée, un souffle obscur remonte vers moi à travers des anées qui n’étais pas encore venue et ce souffle égalisait sur son passage tout ce qu’on me proposait alors dans les anées pas plus réelles que je vivais.

rien と toutを入れ替えることは、できないのだろうか。
どうして彼は何ものにも関係しないのだろう。

ボーヴォワールが『人間について』で、
この主人公を引き合いに出していたが、
何とも「関係」しないでいることは、
かえって難しい在り方ではないのか。
だからといって、どこかの国で死んでいく人たちのために
わたしが涙を流せば、それが関係に結びつくという話も、
そのまま信じることはできない。

カミュのその他の評論も読んでいくことにして、
« L'étranger » は勉強も兼ねてフランス語で読んでいこう。
明日からまた、フランス語を始めよう。
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イカと会い、車輪が転る

2009-03-28 02:23:18 | わたし
イカを訪ねた先は、彼らの展示を除くとほとんどが美大の学生の出展らしく、
全体的に大学の学園祭を髣髴とさせた。

その中にあって、年配のイカ達は異彩を放っていたどころか、
会場時間を30分過ぎたあたりに足を運んでも、まだ設営準備中だった。

いつもどおり、イカから酒をもらい、ほろ酔いになりつつ、
彼らの作品をながめるわたしだった、。

イカやその仲間に「観る」とはどういうことなのか質問したり、
体験は自己を閉ざすが経験は自分を超え出て行くものではないかとか、
自分でもよく分からない話をするうちに時間が経ち、
しかも他の展示室で、なぜかワインをご馳走になったりするうちに、
ついに閉館になった。

真面目な話をするのも久しぶりなので、
イカの仲間とその弟子達といっしょに近くの居酒屋で軽く呑んだ。

イカの弟子は早々に切り上げていたし、イカ自身も長居をしなかったが、
真剣に質問をしているうちに、夜は更けていった。

素人目からして、スーパーリアリスムを超えたところに、
美術が存在する意味ってどうなのと聞いてみると、
イカの仲間の一人に、「お前さんが生まれる前に解決した問題だよ」と片付けられた。
写真にしたってリアルじゃないんだという話のようだけど、
厳密に話を詰めていったわけではないので、
多分お互いの理解に誤差はあるだろうにしても、
創作家の立場、何かを強く欲求する人たち
――ある人は「その作品が実現された世界を見たい」という欲求が創作の原動力なのだと解説してくれた――
から見た世界がどんなのものなのか、
断片でもいいから、理解したいと感じた。
ゲルハルト・リヒターという人がキーパーソンらしい。
おまけに、とりあえず宮沢賢治を読んどけとも言われた。
うーん、そうなのか?
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明日はイカに会いに行く

2009-03-26 20:42:42 | 仏検二級一次
イカから美術展の招待状が届いている。
明日、顔を出してこよう。

今日は心身ともかなり調子が悪い。
フランス語は『完全予想』をちょっとと、
あとは『文法の入門』の復習しかやらなかった。
まあ、波もあるさ。

残: 292.5h
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100時間 一年前

2009-03-25 09:23:06 | 仏検二級一次
仏検二級の準備を始めて三週間。
学習時間は100時間を越えた。
ペースダウンしなければ、
400時間に到達するのは9週間後、
5月の終わりぐらいだ。

『完全予想』の聞き取りは、
CDを聞きながら問題文を読んで解答した。
予め問題を読んで解く場合に比べ、
誤りの数に差は無かったが、内容に差がある。
聞きとって理解できる範囲が明らかに狭まり、
落ち着いて聞けば分かるような問題で、
見当違いの答えをしている。
スペルミスも対策を講じないとならない。
今はただ、ディクテを繰り返し、経験を積むしかない。


学習時間の切りがいいので、過去問を解いて実力を測定した。

1997年度春季仏検二級

第1問(前置詞):正解数5/5
『完全予想』でちょうど前置詞の問題を復習しているので、
どれも見たことのあるものばかりだった。

第2問(語彙):正解数3/5
presqueをprèsqueとした(prèsと混同したのだろう)
On ne parle pas la bouche pleine, ça ne se ( ) pas.
カッコ内にfaitが入るのが分からなかった。

第3問(動詞):正解数5/5
これも『完全予想』で見たものばかりだった。

第4問(短文完成):正解数1/5
現行の試験では出題されていない形式だが、一番手強かった。

J'ai réservé jusqu'au 20 juillet, mais je voudrais rester jusqu'au 22.
Est-ce possible?
- Non, je ( ), ce n'est pas possible.
カッコ内はregretteが入る。わたしはcrainsとしてしまった。

Je cherche Jacques. Où est-il donc ? Tu sais ?
- Aucune ( ), je ne l'ai pas vu depuis ce matin.
カッコ内はidée が入る。
この手の表現はNHKの入門編によく出ていそうだが、
これが頭から出てこないとは、かなり勉強不足だ。

Tu sais, il me fait un peu peur, M.Ducret...
- Oh non, il ( ) l'impression d'être sévère, mais au fond, il est très gentil.
donner l'impression deで、「~のような印象をあたえる」という成句表現のため、
カッコ内はdonneが入る。わたしはfaitとした。
faire une vive impressionなどの表現は、定冠詞ではなく不定冠詞だ。
faire l’impression deで、「~のような印象を与える」もあるが、
この場合deに続くのは名詞あるいはêtre+名詞になる。

Venez me voir en fin de ( ).
- Midi moins le quart, ça irait ?
カッコ内はmatinéeが入る。わたしはmatinとした。
en (ou au) début de la matinée, en (ou à la) fin de la matinéeで、
「午前の早いうちに」、「午前の遅くに」と覚えておく。

第5問(長文1):正解数5/5
第6問(長文2):正解数7/8
第7問(会話文1):正解数5/5
第8問(会話文2):正解数 6/6

出題形式が一部現行と異なり、
配点も不明なので点数は分からないが、
単純に問題を数えると、
正答は37/44問、約84%の正解率だ。
2007年公式問題集を参考に、
筆記全体の配点を68点としてみると、大体57点になる。
一年前に比べて成長していないのか、
それとも100時間かけて一年前の力を取り戻したのか。

何にせよ、一次試験で確実に合格できるのは70点以上だろうから、
書きとり・聞きとりで15点は必要だ。
スペルミスばかりしている現状を考えると、ディクテが0点の可能性もある。

あと300時間で上の数字にどれくらい近づけるか、やってみよう。

残: 294.5h
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基礎力の低さに苛立つ

2009-03-24 03:02:24 | 仏検二級一次
『完全予想』の長文問題1、Exercice3は難しかった。
選択式の解答だからミスがひとつで済んだものの、
内容を十分に理解できない自分に苛立ちを覚える。

‘98年度のNHKフランス語講座のディクテも
応用編に入って難しくなった。
スキットの書きとりは前後のつながりから
内容を推測して書いていけるが、
練習問題は脈絡の無い短文が連続して出てくるので、
テクストを全く見ないで書きとるのは、
語彙の蓄えと聴解力の下地が無いと辛いものがある。

『完全予想』の応答文完成問題は、与えられている文を
予め読んでから解答しているので、それほど難しくは感じない。
スペルミスは相変わらずだが、内容も質問もほぼ聞きとっている。
しかし実際の試験では、ディクテで時間を取って、
問題に目を通せずに解答しなければならない見込みの方が高い。
明日はCDを聞きながら問題文を読んで解答する方法に切り替えて、
どれほど精度が下がるか見ておこう。

残: 302h
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フランス文法の入門 再読

2009-03-22 22:42:18 | 仏検二級一次
二月の末頃からちまちま読みつづけてきた
『フランス文法の入門 改訂版』
(島岡茂, 白水社, 1989)が今日で終わった。

二年前、フランス語をはじめて、
最初に手をつけたのもこの本だった。
春の仏検を受ける前には一通り目を通して、
練習問題も全てやったいたが、
条件法や接続法はほとんど身に付いていなかった。
二度目ということもあるが、
これまでの勉強で蓄えられたものが何がしかあるようで、
内容が頭に浸透していく速度が違った。
昨日、センター試験の問題を解いているときも、
文法的に理解可能な範囲が広がっているのが実感できた。
ようやく文法事項が身に付いてきたようだ。

『完全予想』の筆記問題編は長文に入った。
解答も選択式だし、長文問題は楽だ。
長文や会話文問題はあまり練習しなくても
何とかなるかもしれない。
その分、前置詞・語彙・動詞問題は、
かなり労力を割かないとならないだろう。
復習のペースも少し上げるべきだろうか。

聞きとり編の方は、スペルミスに悩んでいる。
全て聞き取って理解できていても、
書き間違えては何もならない。
正しく綴れるようになるには、
正しく書く練習が必要だ。
しばらくディクテを続けて、
効果が見込めないようであれば、
何か別の方法を考えよう。

残: 307.5h
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完全予想 筆記編にひと区切り

2009-03-22 00:36:43 | 仏検二級一次
『完全予想仏検2級 筆記問題編』の
動詞に関する問題が終わった。
最後に付されているまとめの問題は二問間違ったが、
それでも大分やさしく感じた。

長文問題は明日から取り掛かることにして、
前置詞に関する問題の章から復習を始めたが、
一年も経つとほとんど何も覚えていない。
やはりあと何周かしないと記憶に定着しない。
本番までに何度復習できるか。

聞きとり書きとり編はディクテが終わって、
応答文完成問題に入った。
これまでのディクテのおかげか、
読み上げられる内容も質問も大体聞き取れた。
しかし解答する段になって、
動詞を活用させずに不定形で書いてしまったり、
簡単な単語の綴りを間違うようなミスをしている。
問題文の中に自分の解答を当てはめて、
違和感があるかどうか確認する過程が必要なのだが、
聞き取りにばかり注意がいってしまい、
そこまで時間的余裕を持てない。
まだまだ力不足だ。


模擬試験代わりに、センター試験の問題を解いた。
2003年度センター試験フランス語:169点(200点満点)

第1問 発音:14点(配点14)
第2問 語彙:18点(配点18)
第3問 品詞変化:20点(配点28)
第4問 短文穴埋め:21点(配点24)
第5問 会話文:20点(配点25)
第6問 長文1:28点(配点33)
第7問 長文2:33点(配点33)
第8問 並べ替え作文:15点(配点25)

どうしたことか、第8問で二つもミスをした。
Marcel a une écriture qu’on peut à peine lire. のはずが、
Marcel a une écriture à peine qu’on peut lire. としてしまったのと、
Mon grand-père a de la difficulté à monter les escaliers. の
部分冠詞の見落としで10点減点。
長文問題でもまだまだ未知の単語に遭遇する。
今のところ170点が壁のようだ。

残: 312h
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女性のamour?

2009-03-19 23:26:34 | 仏検二級一次
今日も何度も問題を聴きながらディクテをした。
何とか音を認識して書き取っても、
肝心の内容はさっぱり分からなかった。

話題は星占いなので、語りかけられている vous が
単数なのか複数なのかで迷い、
複数として書き取ってミスを大幅に増やした。
数の問題を除いても、かなり基本的な語で
スペルミスや話法のミスをやらかしている。

解答の記載に一つ不明な点があった。
vieilles amours oubliées という所だが、
辞書で見る限り、amour は男性名詞だ。
しかし前後の形容詞と過去分詞は女性複数形になっている。
vieux amours oubliésにならないのか。
CD でも完全に女性形で読んでいる。

分からない。

残: 318.5h


28 08 09 追記
『ロワイヤル仏和中辞典』で調べたところ、
文語体では複数は女性扱いにが変わる名詞らしい。
こんなのもあるのか。
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