昼休みと帰りの電車でトルストイの『復活』の残りを読み上げた。
『アンナ・カレーニナ』と比べると小説として数段見劣りする。
キリスト教信仰についての立場表明は、リョービンの口を通じて言っていたこととあまり変わらないのか。
前面に出ている法制度や社会批判も、「七回の七十倍」人の罪を許すという素朴な原理の実践に落としこむので、門外漢には腑に落ちない。
どちらかといえば、ネフリュードフが刑法学やら何やら勉強して幻滅を味わっていた件に興味を引かれた。
つい単純に感化されて、この間初めて法学の入門書を買った。
自然法がどうやって実定法を基礎付けられるのか、そのあたりをながめて見ようと思う。
仕事はMS-WORDで索引編集をして一日が終わった。
文書内のリンク編集をすれば、ようやくドキュメントが完成する。
ほぼ半年ほとんど仕事が無い状態から一転して、最後の数日は編集作業に没頭している。
同じお金をもらうのなら、やはり何か作業をしている方がずっといい。
単純作業とはいえ一日ほぼ全力で仕事をした後は、ビルの外の空気が気持ちよかった。
駅からの帰り道で何気なく自分の手を見たら、電灯が投げられる光に別の色が混ざっていた。
はっと思って見上げたら、頭上高く、銀色の月が光っていた。
『アンナ・カレーニナ』と比べると小説として数段見劣りする。
キリスト教信仰についての立場表明は、リョービンの口を通じて言っていたこととあまり変わらないのか。
前面に出ている法制度や社会批判も、「七回の七十倍」人の罪を許すという素朴な原理の実践に落としこむので、門外漢には腑に落ちない。
どちらかといえば、ネフリュードフが刑法学やら何やら勉強して幻滅を味わっていた件に興味を引かれた。
つい単純に感化されて、この間初めて法学の入門書を買った。
自然法がどうやって実定法を基礎付けられるのか、そのあたりをながめて見ようと思う。
仕事はMS-WORDで索引編集をして一日が終わった。
文書内のリンク編集をすれば、ようやくドキュメントが完成する。
ほぼ半年ほとんど仕事が無い状態から一転して、最後の数日は編集作業に没頭している。
同じお金をもらうのなら、やはり何か作業をしている方がずっといい。
単純作業とはいえ一日ほぼ全力で仕事をした後は、ビルの外の空気が気持ちよかった。
駅からの帰り道で何気なく自分の手を見たら、電灯が投げられる光に別の色が混ざっていた。
はっと思って見上げたら、頭上高く、銀色の月が光っていた。