二三日スペイン語から逃げていた。
試験まで残り日数も限られたところで、我ながら何をしているのかと思う。
勉強を休んでいる間、映画ばかり観ていた。
今日は『ノルウェイの森』(トラン・アン・ユン監督 2010) を鑑賞。
村上春樹の原作は若いころ二度読んだ。
以前は好きな作家だった。『風の歌を聴け』は何度も読んだ。
しかし『ねじ巻き鳥クロクニクル』辺りからついていけなくなって、
『1Q84』や『海辺のカフカ』などは未読。
映画は映像の色彩が抑え気味で、原作の繊細な雰囲気をよく表わしていた。
けれども原作を未読なら、話の展開を追い切れるかどうかは疑問だ。
気に入らなかったのが音楽の使い方だ。
登場人物のセリフが聴こえない程の音量で音楽をかぶせてきて、うるさくて仕方なかった。
音楽に安直に頼る映画は好きになれない。
それを除いては、まあよく撮られていた。
今日はあと何を観よう。