ロシア語もドイツ語もサボって『饗宴』(プラトン 久保勉訳 岩波文庫 1965) を読み終えた。
アガトンが悲劇のコンテストで賞を貰い、その祝宴の席で愛の神エロスを頌賛しようと誰かが言い出し、
エロスの司る「愛」とは何かについて皆弁舌を振るうことになった。
少年愛がどうとか、性愛がどうとか。ソクラテスが話し始めるまで面白くない。
ソクラテスがディオティマという女性から聞いた、として語るところでは、
愛とは善きものの永久の所有に向けられたものであり、また人々が求める美しさの本質は、
善いことを善いことたらしめる最高善にある。
訳者の解説ではプラトンの物した対話篇の中でも最高傑作だといわれているけれど、
そんなにいいのか、わたしにはちょっと分からなかった。
…読書はこれくらいにして、そろそろ中国語をやろうか。
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