雨の日は工作

 雨降りなので外へは遊びに行けないし、何をして過ごそうかと思っているところへ、息子が紙を手に、線路を描いて欲しいと言ってきた。おもちゃのSLを走らせるのである。こっちが何をしようかと示してあげなくても、子供というのは、いろいろ自分で遊びを思いつくものだなあと思う。
 持って来たA4のコピー用紙では小さいので、済んだ月のカレンダーを二枚張り合わせて、線路を描いた。描いている途中から、息子はさっそく出来上がったところで汽車を走らせている。線路を描いて、駅を描いたところで、汽車だけでなくミニカーでも遊べるようにしようと思いついて、駅の横に踏み切りを描いて道路を作った。そこから道を延ばしていって、お店を描き、公園を描き、駐車場を描いた。今度も、道路の出来上がって行くそばから、もうミニカーを並べている。息子はここのところ、駐車場遊びが大好きなので、小さな紙片の表に青で「空」、裏に赤で「満」と書いて、駐車場の横に貼り付けて、表示を替えられるようにした。
 急いでどんどん描いたから雑な仕上がりだけれど、二歳の子供にとっては十分らしく、喜んで遊んでいる。それを見て調子付き、さらに、古紙回収に出そうと思ってボール紙をたたんで入れている袋の中から、ロールケーキの箱を見つけて電車の車庫にし、円形の紙に線路を描いたカップ納豆の台紙を貼り付けて、機関車を回転させるターンテーブルを作ったら、予想通り大喜びした。
 店に置いてあるおもちゃとは比べ物にならない雑ながらくただけど、自分で工夫して作ってみるのも楽しいものだということが伝わればいいと思う。


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