ねこ絵描き岡田千夏のねこまんが、ねこイラスト、時々エッセイ
猫と千夏とエトセトラ
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秋の虫
今週のはじめあたりに、すっかり空気が入れ替わってしまったようである。日はまだ暑くても、からっと乾いているから肌もさらさらしている。木陰に入ると爽やかな風が木の葉を揺らして、木漏れ日がちらちらする。いよいよ、秋めいてきたなと思う。
山裾の公園へ出かけて行ったら、背の高い木々のあいだに見える空が秋の青さであった。空気が澄んで、向こうの比叡山が明るくそびえている。
しばらく、過ごしやすい気候が続くのだろうが、季節の変わり目というのは、春も秋も、鼻や喉の調子が悪くなる。しばらく猫に触れなかったあとに猫と遊んだときのように、入れ替わった先の空気に体がすぐに順応できないのかもしれない。聞けば父がそうであって、どうやらこれは猫おやじの体質らしい。
昨日から、窓の外で秋の虫の鳴くのが聞こえる。控えめな、小さな透き通った声で、りい、りい、と鳴いている。なんという虫かわからないけれど、どこから飛んできたのか、草むらのある裏庭ではなくて、おもてのどこかで鳴いている。そんなところでいくら鳴いてもつれあいは見つからないだろうから、教えてあげたいけれどそれも叶わず、何となく気の毒な感じがする。
←1クリックよろしくニャ~
山裾の公園へ出かけて行ったら、背の高い木々のあいだに見える空が秋の青さであった。空気が澄んで、向こうの比叡山が明るくそびえている。
しばらく、過ごしやすい気候が続くのだろうが、季節の変わり目というのは、春も秋も、鼻や喉の調子が悪くなる。しばらく猫に触れなかったあとに猫と遊んだときのように、入れ替わった先の空気に体がすぐに順応できないのかもしれない。聞けば父がそうであって、どうやらこれは猫おやじの体質らしい。
昨日から、窓の外で秋の虫の鳴くのが聞こえる。控えめな、小さな透き通った声で、りい、りい、と鳴いている。なんという虫かわからないけれど、どこから飛んできたのか、草むらのある裏庭ではなくて、おもてのどこかで鳴いている。そんなところでいくら鳴いてもつれあいは見つからないだろうから、教えてあげたいけれどそれも叶わず、何となく気の毒な感じがする。
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夜の脱走
2008年09月11日 / 猫
夜の11時を回った頃に、みゆちゃんが脱走してしまった。
家の庭は周囲を高い塀に囲まれていて、外へは出られないようになっているのだが、塀ぎわに百日紅が植わっているから、その木を伝ってみゆちゃんはこれまでに何度か、塀の向こうへ出て行ってしまったことがある。いつも数時間ほど外で遊ぶと、塀の上まで戻ってきてうろうろしているので、そこを捕まえて連れ戻すのだが、やはり外へ出るのは心配なので、百日紅の木にはみゆちゃんが登れないように、古くなった傘をくくりつけて猫返しにしていた。
その猫返しに、いつのまにか隙間が出来ていたようである。庭でがしゃがしゃと物音がしたので、いけないと思って急いで窓から見たら、ちょうど木の上に登ったみゆちゃんが、塀の上へ飛び移り、その向こうへ姿を消すところであった。
今までに何度か脱走したのはいずれも昼間の明るいうちのことであって、夜に出て行ってしまったのはこれがはじめてなので、心配になった。そうならないように、これまであまり夜は庭に出さないようにしていたのだけれど、近ごろは塀の外には全然興味がなさそうであったし、夜の庭で虫などを追いかけて遊ぶのをとても喜んでいたから、つい油断していた。
塀に梯子を掛けてよじ登り、みゆちゃんの白い姿を探したが、夜闇のなかに隣家の屋根が続くばかりで、気配すらも感じられない。見上げると、街の明かりで白々しくなった狭い夜空に、秋の星がいくつか瞬いていた。
午前1時頃に、遠くで猫のぎゃあと鳴く声が聞こえたような気がして、ますます心配になった。よその猫と鉢合わせてけんかになり、追いかけられて、帰って来られなくなったのではないか。木賊の茂みのあいだを抜けて出かけていったきり戻ってこなかった百のノラのことを思い出し、よからぬことをいろいろと連想して、暗い気持ちになった。
それからしばらく経って、塀の上にみゆちゃんがひょっこり現れたが、まだ戻る気はないらしくて、また塀を伝ってどこかへ行ってしまった。ともかくみゆちゃんが無事で、この近くにいることがわかったのでほっとしたら、今度はこちらの気も知らずにふたたび遊びに行ってしまったことに腹が立ってきたが、戻ってきたときに気がつかなかったら可哀相なので、起きて待っていた。
午前3時半になって、ようやくにゃあというみゆちゃんの訴えるような鳴き声が外から聞こえてきた。自分で塀を降りられないのである。
急いで梯子を登って手を差し伸べたが、こちらの手の届くか届かないかというあたりでうろうろしたり寝転がったりするばかりで、この期に及んでまだ自分からは帰ってこようとしない。じれったく思いながらなだめたりすかしたりして、ようやく首根っこを押さえて捕まえた。
自分からは来ないが、本心は寂しかったらしく、梯子を降りながら片手で抱えたみゆちゃんの柔らかいお腹がごろごろと鳴り出したから、叱る気はすっかり失せてしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/8d/e433ead7d321a54e53c114ae9cd554b0.jpg)
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家の庭は周囲を高い塀に囲まれていて、外へは出られないようになっているのだが、塀ぎわに百日紅が植わっているから、その木を伝ってみゆちゃんはこれまでに何度か、塀の向こうへ出て行ってしまったことがある。いつも数時間ほど外で遊ぶと、塀の上まで戻ってきてうろうろしているので、そこを捕まえて連れ戻すのだが、やはり外へ出るのは心配なので、百日紅の木にはみゆちゃんが登れないように、古くなった傘をくくりつけて猫返しにしていた。
その猫返しに、いつのまにか隙間が出来ていたようである。庭でがしゃがしゃと物音がしたので、いけないと思って急いで窓から見たら、ちょうど木の上に登ったみゆちゃんが、塀の上へ飛び移り、その向こうへ姿を消すところであった。
今までに何度か脱走したのはいずれも昼間の明るいうちのことであって、夜に出て行ってしまったのはこれがはじめてなので、心配になった。そうならないように、これまであまり夜は庭に出さないようにしていたのだけれど、近ごろは塀の外には全然興味がなさそうであったし、夜の庭で虫などを追いかけて遊ぶのをとても喜んでいたから、つい油断していた。
塀に梯子を掛けてよじ登り、みゆちゃんの白い姿を探したが、夜闇のなかに隣家の屋根が続くばかりで、気配すらも感じられない。見上げると、街の明かりで白々しくなった狭い夜空に、秋の星がいくつか瞬いていた。
午前1時頃に、遠くで猫のぎゃあと鳴く声が聞こえたような気がして、ますます心配になった。よその猫と鉢合わせてけんかになり、追いかけられて、帰って来られなくなったのではないか。木賊の茂みのあいだを抜けて出かけていったきり戻ってこなかった百のノラのことを思い出し、よからぬことをいろいろと連想して、暗い気持ちになった。
それからしばらく経って、塀の上にみゆちゃんがひょっこり現れたが、まだ戻る気はないらしくて、また塀を伝ってどこかへ行ってしまった。ともかくみゆちゃんが無事で、この近くにいることがわかったのでほっとしたら、今度はこちらの気も知らずにふたたび遊びに行ってしまったことに腹が立ってきたが、戻ってきたときに気がつかなかったら可哀相なので、起きて待っていた。
午前3時半になって、ようやくにゃあというみゆちゃんの訴えるような鳴き声が外から聞こえてきた。自分で塀を降りられないのである。
急いで梯子を登って手を差し伸べたが、こちらの手の届くか届かないかというあたりでうろうろしたり寝転がったりするばかりで、この期に及んでまだ自分からは帰ってこようとしない。じれったく思いながらなだめたりすかしたりして、ようやく首根っこを押さえて捕まえた。
自分からは来ないが、本心は寂しかったらしく、梯子を降りながら片手で抱えたみゆちゃんの柔らかいお腹がごろごろと鳴り出したから、叱る気はすっかり失せてしまった。
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【猫マンガ】無気力なふたり
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ハリー・ポッターの余韻
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/f5/8cd56796e7dfdcc54aed5ee50e13cbd5.jpg)
今までに起こった数々の出来事が、互いに関連性がないようでありながら実は物語の核心の伏線になっていて、はじめはばらばらだったそれらが次第に絡まりあい、最終的に一本の太い線に収束した。その糸のつむがれ方があまりに鮮やかなので、ぼうっとした。
しかし、なぜ面白いかなどという理由を、私がごちゃごちゃとここで言うつもりはない。面白いものは面白いので、そんなことは必要ない。
そうではなくて、去年、最終巻が出る前日に、私が書いたことだ。ハリー・ポッターは面白いが、子供向けにしては、もう少し夢があってもよさそうなものだというようなことを書いたのだけれど、それは撤回しなければならない。最後に大どんでん返しがあって、私はすっかり騙された。参りましたとしか言いようがない。
ページにして三千ページ以上、ハリーが11歳のときから7年に渡って、時間を共有してきたのだから、物語が終わってしまうのは、取り残されたような、寂しい気持ちがする。
読み終わったけれど、本を本棚に戻すのは、なんとなく忍びない感じがするし、頭のなかにハリー・ポッターの余韻がまだ響いているから、次の本を読み始めるのも躊躇せられる。
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町なかの大とんぼ
2008年09月05日 / 虫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/d6/dd6a7d4d96c889c9ae8294f96d082629.jpg)
鳥の羽のような柔らかい羽音ではなくて、乾いた硬い音であったのだが、まさか虫がそんなに大きな羽音を立てるとは思わなかったので、何かを勘違いした小鳥が、私が近くにいるのに庭に降りてきたのかもしれないと思って振り向いたら、そうではなくて、とても大きな黒いからだのオニヤンマだった。
子供に見せてやろうと思って、大声で呼んだ。
オニヤンマは、大袈裟な羽音をばさばさと立てながら、庭を二周りほどしてから、塀の向こうへ飛んでいった。駆けつけた息子は、なんとか、飛んでいく巨大なとんぼのうしろ姿を見ることができたようだった。
近ごろでは、山の近くにある実家でもあまり見ることがなかったから、町なかのここの空にオニヤンマが飛んでいることに驚いたが、あまりにも大きすぎて、なんだか作り物のような感じがした。
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【猫マンガ】お腹の謎
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