しかし、長いのう・・・このウラ話。
ついに千秋楽から1ヶ月を越えてしまった。
でもさすがに、そろそろお終いです。
たぶん、次に思いつかなければ、
今回のネタをそれなりに長く引っ張って、
それでやっと終わりになりそうです。
(既に引っ張るつもりでいる・・・)
ということで、
次はこのネタでゴザイマス。
<斬られる!>
さて、この話はずいぶん古いところから始まるんですが、
どうかお付き合いくださいまし。
たしか2月の末ごろ。
この公演の初顔合わせがありました。
その後、懇親会に移ったのですが、
この状況ならば、
どうしたって話題はお芝居の内容に集中します。
何といっても新作!
ストーリーはまだ、主宰の頭の中にしかありません。
そこで、みんな、身を乗り出すように主宰の話を聞きました。
役がまだ決まっていない若手は、
どの役になるだろうと不安げな面持ちで、
役が決まっている私は、
どんな役だろうと興味シンシンで。
大まかなストーリーが明かされていくうち、
「そこで・・・、望子さん、斬られて死にます」
と、主宰が教えてくれました。
おおっ、久しぶり!
死ぬ役は本当によくやってきましたが、
最近はちょっとなかったんですね。
それも、斬られて死ぬのは初めて!
これが嬉しくって、テンションが上がりました。
変なことで喜ぶと思われるでしょうが、
舞台上で死ぬのは、間違いなくオイシイ。
その上に、斬られるって、かっこいいじゃないですか。
まぁ結局、その後のたんこぶ事件もあり、
喜んでばかりはいられないことは痛感しましたが、
そのときには、そんなことはわかりませんからね。
ただ、それと同時に、
(あーーー、失敗したーーー)
と思ったんです。
というのも、たまたま、そのちょっと前に、
死体の話を書いたばかりだったんですね。
死体を注目するお客さまがいる、って話を。
まっずいこと書いちゃったなぁ、
死んだあと、絶対に注目されるぞ~。
ヘンなこと書かなきゃよかったなぁ、って。
ただ、ホンができてみたら、死んでる時間は短かったので、
やれやれと胸をなでおろしたのですが・・・。
このシーンは、実は本番中に、いろいろと変更がありました。
(つづく)