望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話&ウラ写真・劇場の日々・・・「斬られる!」

2011-06-06 11:20:31 | 舞台・ウラ話
 
しかし、長いのう・・・このウラ話。
ついに千秋楽から1ヶ月を越えてしまった。

でもさすがに、そろそろお終いです。


たぶん、次に思いつかなければ、
今回のネタをそれなりに長く引っ張って、
それでやっと終わりになりそうです。
(既に引っ張るつもりでいる・・・
 

ということで、
次はこのネタでゴザイマス。

<斬られる!>


さて、この話はずいぶん古いところから始まるんですが、
どうかお付き合いくださいまし。

たしか2月の末ごろ。
この公演の初顔合わせがありました。

その後、懇親会に移ったのですが、
この状況ならば、
どうしたって話題はお芝居の内容に集中します。

何といっても新作!
ストーリーはまだ、主宰の頭の中にしかありません。
そこで、みんな、身を乗り出すように主宰の話を聞きました。

役がまだ決まっていない若手は、
どの役になるだろうと不安げな面持ちで、
役が決まっている私は、
どんな役だろうと興味シンシンで。


大まかなストーリーが明かされていくうち、
「そこで・・・、望子さん、斬られて死にます」
と、主宰が教えてくれました。

おおっ、久しぶり!
死ぬ役は本当によくやってきましたが、
最近はちょっとなかったんですね。

それも、斬られて死ぬのは初めて!
これが嬉しくって、テンションが上がりました。

変なことで喜ぶと思われるでしょうが、
舞台上で死ぬのは、間違いなくオイシイ。
その上に、斬られるって、かっこいいじゃないですか。

まぁ結局、その後のたんこぶ事件もあり、

喜んでばかりはいられないことは痛感しましたが、
そのときには、そんなことはわかりませんからね。

ただ、それと同時に、
(あーーー、失敗したーーー
と思ったんです。

というのも、たまたま、そのちょっと前に、
死体の話を書いたばかりだったんですね。

死体を注目するお客さまがいる、って話を。

まっずいこと書いちゃったなぁ、
死んだあと、絶対に注目されるぞ~。
ヘンなこと書かなきゃよかったなぁ、って。

ただ、ホンができてみたら、死んでる時間は短かったので、
やれやれと胸をなでおろしたのですが・・・。


このシーンは、実は本番中に、いろいろと変更がありました。

   (つづく)
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