望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

差し入れ・考

2011-06-18 13:24:27 | 演劇・舞台・小劇場
 
昨日、たまたま友人と話をしていて、
差し入れの話になりました。

有名どころの舞台で、
特に熱狂的なファンの人が多い舞台だと、
すさまじい量の差し入れがある・・・、

これは容易に想像がつきます。


では、その差し入れをどうするか。

びっくりするほど高級な生菓子や、
山ほどの握り寿司など、

楽屋がそれで埋まって、
みんなに渡してもそれでも余る。

勿体ないけど食べきれない。


・・・やっぱり、

そのまま捨てるんだそうです。


人によっては、それが、
ものすごいストレスになるそうです。

そりゃ、そうでしょうね。

食料のない所に渡せたら、と、
切実に思うそうです。

そうだろうなぁ。




私なんかでも、差し入れを頂きます。

もちろん、すべて食べ尽くします!
大喜びで、感謝と共に。

そういう意味では勿体なくない、絶対に(笑)


ただ・・・、
いつも考えるんです。

私は、
「時間とお金を使って観に来て下さった」ことが、
自分への最大のプレゼントだと思っています。

だから、その上に差し入れまで頂くと、
本当に申し訳なくて仕方ないんです。

ただ、それを言ってお断りしたときに、
「あげる方も楽しみだったりするんですよ」という、
勿体ないようなお返事を頂いたことがあって、
やみくもにお断りするのも、かえって傲慢なのかなぁと。

確かに「気持ちの問題」って部分もありますよね。

実際に、とてもうれしいことも確かですし。

「お気持ちだけで十分です」というのは、
なんか社交辞令っぽくて、言いたくないし。


公演のたびに、
差し入れを頂くたびに、

ありがたい思いと共に、
こんなにして頂いていいんだろうか、
と、いつも考えてしまいます。

申し訳ないなぁ、って。

可愛い女の子とかイケメンなら、また違うけど、
観賞には適さないオバサン役者ですからねぇ。

芝居を楽しんで頂く以外、
何もないわけで(笑)

だからこそ、本当にありがたいと思うわけで。



これからしばらく舞台に立たないので、
今なら書いてもいいかな、と思って、
ちょうど差し入れの話があったので書いてみました。

私自身、結論は出てないんですが、

どうなんでしょうね~?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参加中。よかったらクリックを!

人気ブログランキングへ