昨日、たまたま友人と話をしていて、
差し入れの話になりました。
有名どころの舞台で、
特に熱狂的なファンの人が多い舞台だと、
すさまじい量の差し入れがある・・・、
これは容易に想像がつきます。
では、その差し入れをどうするか。
びっくりするほど高級な生菓子や、
山ほどの握り寿司など、
楽屋がそれで埋まって、
みんなに渡してもそれでも余る。
勿体ないけど食べきれない。
・・・やっぱり、
そのまま捨てるんだそうです。
人によっては、それが、
ものすごいストレスになるそうです。
そりゃ、そうでしょうね。
食料のない所に渡せたら、と、
切実に思うそうです。
そうだろうなぁ。
私なんかでも、差し入れを頂きます。
もちろん、すべて食べ尽くします!
大喜びで、感謝と共に。
そういう意味では勿体なくない、絶対に(笑)
ただ・・・、
いつも考えるんです。
私は、
「時間とお金を使って観に来て下さった」ことが、
自分への最大のプレゼントだと思っています。
だから、その上に差し入れまで頂くと、
本当に申し訳なくて仕方ないんです。
ただ、それを言ってお断りしたときに、
「あげる方も楽しみだったりするんですよ」という、
勿体ないようなお返事を頂いたことがあって、
やみくもにお断りするのも、かえって傲慢なのかなぁと。
確かに「気持ちの問題」って部分もありますよね。
実際に、とてもうれしいことも確かですし。
「お気持ちだけで十分です」というのは、
なんか社交辞令っぽくて、言いたくないし。
公演のたびに、
差し入れを頂くたびに、
ありがたい思いと共に、
こんなにして頂いていいんだろうか、
と、いつも考えてしまいます。
申し訳ないなぁ、って。
可愛い女の子とかイケメンなら、また違うけど、
観賞には適さないオバサン役者ですからねぇ。
芝居を楽しんで頂く以外、
何もないわけで(笑)
だからこそ、本当にありがたいと思うわけで。
これからしばらく舞台に立たないので、
今なら書いてもいいかな、と思って、
ちょうど差し入れの話があったので書いてみました。
私自身、結論は出てないんですが、
どうなんでしょうね~?