実は昨日、稽古場でインフルエンザ騒ぎがありました。
出演者の1人が高熱で稽古を休み、
インフルかもしれない・・・とのこと。
稽古場に一気に緊張感が走りました。
今後の対策を決めたり、
といった具体的な行動はもちろんのこと、
それとは別に、
<次は誰だ?>
みたいな恐怖がそれぞれにあって、
かなり空気が重たくなっていました。
それが、今日。
がっつりマスクで稽古場に行ったところ、
「あっ、おはようございます。
〇〇君、インフルじゃなかったそうですよ~。
今朝、お医者さんに行ったら違ったらしくて。
なんか、あいつらしいなぁ、と」
おいおいおいおい、おーーーーいっ!!
いーかげんにせんかいっ!
どんだけ皆が心配したと思っとるんじゃい!
・・・とひとしきり怒ったものの、
よかった、よかった、よかった、よかったぁぁぁぁぁ
安堵が一気に広がりました。
今日までは代役のM君がやって、
明日にはなんとか本人が出られるんじゃないか、とのこと。
そして今日の通し稽古が終わって、
「いやぁ、急に来てもらえて助かったよ」
などとM君をねぎらっているとき、
誰かが彼の異常に気がつきました。
「あれ?
お前、顔赤くないか?」
見てみると・・・確かに顔が赤い。
「あの、実は、熱が・・・」
ぬぁにぃぃぃぃぃっ
これまで彼に感謝していたのも束の間、
「かーえーれぇぇぇぇぇっ」
あわてて、追い出すように帰しました。
<一難去ってまた一難>
「あの役をやると、熱が出るのか?」
冗談とも本気ともつかない調子で、
誰かがボソッとつぶやきました。
もう、もう、ホントに勘弁してよーーーっ
劇団俳小公演「なにもいらない―山頭火と放哉」
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