望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

耳飾り、じゃなくて、首飾り

2012-09-07 22:45:03 | 暮らし・花・趣味

今、上野でフェルメールが2作品、観られます。

ひとつは西洋美術館の「ベルリン国立美術館展」

そして、もうひとつが東京都美術館の「マウリッツハイス美術館展」
例の「真珠の耳飾りの少女」が、こちらです。



観たいな、とは思いますが、その混み具合を考えただけで、
もう完全に行く気が失せて、

それなら、こっちは絶対空いてるぞ、と、
狙いを定めて、今日の午後「ベルリン」の方に行ってきました。

こっちは、「真珠の首飾りの少女」が来ています。



平日の午後、それもすぐ近くでスーパースターが来日中。
(あっちは、平日の午後で、入館1時間待ちだそう)


よっしゃぁ、
これなら、ぜーーったい、空いてるぞ、

ゆーーっくり、フェルメールを観てくるぞ!
と行ったのですが・・・。


なんで日本人って、こんなにフェルメールが好きなんだ???
って、人のことは言えないけど、


ものすごい混雑でした 

ぶっちゃけ、美術展の内容としてはイマイチ、というか、
サブタイトルが「学べるヨーロッパ美術の400年」というだけあって、

・・・お勉強してる感じで

宗教的、政治的見地からの考察も、勉強にはなったけど、
私は単に絵さえ観られたらいいので、
かえって興味がそがれちゃった感じでした。


でもね、でもねっ!

このフェルメール、むちゃくちゃ素敵でした~。

写真や映像では伝わらないものがあって、
ただただ見とれてしまいました。

といっても、すごい人だかりなので、
微妙な角度に陣取って観ていたんですが、
うーーむ、これは観てよかった。

フェルメールもずいぶん観ましたが、
本物観ても写真と変わらないな、って作品もありました。
(あくまでも私個人の感覚です)


それが、これは全然違った。
これだけで行ってよかった!


・・・っていうことは、
「耳飾り」の方もさぞや・・・、

いやいや、あの混み具合じゃ、行ったって観られっこない。
時間もないし、これで終わりにしておこう。



それにしても、同じ上野、それもタイトルが、
「耳飾り」と「首飾り」との違いだけ、

混乱しないのかなと思っていたら、案の定。

チケットブース付近では、スタッフの声がずっと響き渡っていました。

 「こちらは西洋美術館です。「ベルリン国立美術館展」です!」

 「マウリッツハイス美術館展はこちらではありません!」

 「“真珠の耳飾りの少女”はこちらではご覧になれません!!」


そりゃぁ、間違う人もいるでしょう。

現に、我々がチケットを買うまでの間でも、
「こちらではありません!」
と言われている人が2人。


「耳飾り」の方の写真を手に持ったスタッフが、

「この絵は、こちらには、あ・り・ま・せ・ん!!」
と、怒鳴ってるっていうのも、なんかヘン(笑)


普通は、
自分のところの目玉作品の写真を持つものだろうけど。


本当に、どうしてこんな紛らわしいことをやったんでしょうね。


ま、なにはともあれ、「ゲージツの秋」第一弾、終了。

来週は・・・落語の稽古しなきゃぁ!
(もしかして私、ずっと遊んでる??)








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