暑いときにぶ厚い衣裳を着て、
汗だくで、
寒さに震える芝居をしなくてはならない役者たち。
そこで役者たちの展開した、
とんでもない攻防戦とは・・・。
芝居が中盤にさしかかる頃には、
もうどんどん寒くなって、
みんな体を抱えて、ガタガタと震え始めます。
夫役は妻役の肩を抱いて、
お互いに、
(う・・・、あっつくるしーー)
と思いつつ、
手を握って、いたわりあって(笑)
ま、これも芝居なら当然のこと。
ところが・・・、
そこからちょっと変わっていったんですね~。
この登場人物の中に、自称二枚目系の、
カッコつけるタイプの男性がいたんです。
もちろん役の上で、ですが、
彼が思いついちゃったんですね~、いいプランを。
寒さに震えている女性の肩に、
自分が着ているコートを脱いでかぶせ、
キザなフェミニストぶりを見せたのです。
確かにこのキャラならピッタリでした。
ところが!!!
それを、ほかの男性軍も見ちゃった!!
「おおっ、いいもの見ちゃった~。
そうだよなぁ。
役として不自然じゃなければ、そりゃぁ、
か弱い女性には、自分の上着をかけてやらなきゃなぁ」
男性軍としては願ったり叶ったり!
タイミングやかぶせ方で役のイメージも膨らむし、
それより何より!
一番分厚い上着が脱げる!
対して、たまらないのは女性軍です。
(つづく)
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