望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話・その23

2012-09-25 10:15:34 | 舞台・ウラ話
 
舞台の上で展開する物語と、
実際の季節が違ったりすると、

なかなか物語に入り込めない、
なんてことがあります。

でも、もっとシンドイのは、
舞台の上の役者で・・・、

という話をしかけて、
内容にも入らずに終わっていたんでした。


つまり、我慢ネタなのですが・・・、

ご存じの通り、舞台の上って暑いんです。

ライトがたくさん当たってる上に、
舞台上はあまり空調が効かない、

・・・というか、効いててもわからないくらい、暑い。


だから、薄い衣裳なんかは、別にいいんですね。
がっつり肌を出しても、寒くない。
(そんなもん見せるな、というのは別)


反対に、ぶ厚い衣裳は、本当につらい。

ずいぶん前に、「死体ネタ」で、
サスペンスの話を書きましたが、
このあたりです)

あの公演がたしか9月初旬。
残暑厳しい彼岸前でした。


そして、舞台は晩秋の山のトンネルの中。

そのトンネルが落盤事故で、車もろとも、
さまざまな人生を持つ十数人が閉じ込められる。
・・・という設定でした。


「こんなに山が寒いとは思わなかったわ」
なんて台詞もあって、

閉じ込められて、日が落ちるにつれ、
凍えそうな寒さに襲われた人々の、
恐怖や絶望はいよいよ増していく・・・。


というお話なのですが・・・、

楽屋ではTシャツ1枚で、
「おはよーございまーす。今日も暑いねー」
なんて挨拶してる状況。


会場はクーラーがあるというものの、
我々の衣裳は、
厚手のカーディガンや冬物ジャケット、
首にはスカーフ(これが暑い!)

着るだけでブワーッと汗がにじみます。
その格好で、逃げ回ったり、泣いたり叫んだり。


・・・でも、まぁここまでなら、
わざわざ書くほどの話じゃありません。

単に、暑いときに厚い衣裳、というだけのことですから。


それがですね。

ここで役者たちの、
とんでもない攻防戦が展開されたのでゴザイマス。



        (つづく)






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