これはちょっと珍しい・・・かな?
よくやっていることなのですが、
わざわざ写真を撮ることはあまりないので。
ずばり <暗転中の役者> です。
劇場に入って、舞台ができると、
照明や音のきっかけ、役者の出ハケなど、
稽古場では合わせることのできなかった、
いろいろな事項をチェックし、
問題点をつぶしていきます。
それを場当たりと呼んでいます。
その場当たりの中でも、
絶対にないがしろにできないのが、
暗転チェックなんですね。
といっても、最初から真っ暗!
なんて危ないことはやりません。
まだ舞台の状態も把握できていないので、
とりあえず、まず、明るいままで、
暗転と同じ動きをして、
動線などの動きを確認します。
「確認」なワケです。
だから、全員、
暗転のつもりで動きます。
明るい中で・・・、
暗いつもりになって・・・。
これは、かなりマヌケで笑えます。
(当然、全員真剣そのものですが)
これも、
昨日書いたのと同じシーンの話なのですが、
もう一度書きますと、
「100万、200万・・・」
と、男が金を数え始めたところで、暗転。
そのまま暗い中で、
金を数える男の声が聞こえているが、
突然、殴るような鈍い音。
続いて「ウッ」といううめき声。
次に明るくなったときには、
さっきまで金を数えていた男はおらず、
いつも、その男の使い走りをやらされていた、
おとなしい男が、彼の椅子に座っている。
そこでモノローグで意外な結末が明かされる、
と、舞台上ではそうなるのですが、
暗転の中で、
何が行われているか、というと・・・、
(つづく)
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