噛む不安におびえながらも、
なんとか無事に千秋楽を終えたとき、
ちょっとね、
自分の頭の構造が変わっちゃってて、
信じられないような不安が、
自分の中に湧き起こっていたんです。
必死で朗読の稽古をしてきて、
ああ、なんとか無事に終わったぁ。
というところで、
なんというか・・・、
セリフを覚える自信がなくなってしまった!(笑)
いや、ホントなんですって!!
台本を読むことに慣れちゃって、
普通の芝居ができるだろうか、って。
大げさだと思うでしょ?
でも、そんな心配をするほど、読み続けたんです。
普通なら、稽古の最初から、
できるだけ台本を離して、
相手の顔を見ながら喋るのに、
あんまり一生懸命に読んでたもんだから、
台本の扱い方が変わってきちゃった。
なんかね、台本を開いた途端、
字を追って喋り、
真正面向いて喋り、
っていう習慣がついちゃった(笑)
たかが5回だけの公演で、
こんなに簡単にクセがつくのか、
自分でもびっくりでした。
といっても私は、
もともと影響を受けやすい人間なので、
私だけな気もするし、
で、
帰りの電車の中で、林くんに、
「恥ずかしいことだけど、
今ね、4月公演のセリフを覚えられるか、
すごく心配なの」
とボソッと言ってみました。
すると彼は、
照れたような笑いを見せながら、
「実は・・・、オレもです」
おお、よかったぁ!
って、安心しても仕方がないけど。
きっと、あまりにも何度も読みすぎたんだよね~、
って、笑いあいました。
まぁ、もうすぐ4月公演の稽古が始まるので、
そうなれば元に戻るんでしょうけど、
なんというか、
パブロフの犬状態だったのかも、ですね。
さぁ、ホントに今度こそ、
早めに台詞を覚えるぞ!
・・・って、いつも言ってるけど
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