望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話・その7

2014-09-03 12:40:45 | 舞台・ウラ話

メイクネタ、もう少し続けます!


だいたい、小劇場の人間って、
普段も、お化粧にこだわらない、

というか、こだわらなさすぎで、

いつもスッピンだったり、
お化粧しても、雑な人が多いんですね。

年じゅう、そんな感じだから、
楽屋で顔を洗って、
スッピンのままでいても、全然違和感がない。


が・・・、たまに、
モデルの仕事がメインの人だったりすると、

先日の思い出話じゃないけど、

楽屋で顔を洗った瞬間、
「お前は誰だ!」状態になる(笑)

ただ、そういう人は、やっぱり、
メイクがうまいし、手早いんですね。

手をかける部分と、手を抜く部分を
ちゃあんと心得ている。


なんだけど、
普段、ほとんどスッピンで暮らしている人間が、

舞台だから、って突然、
きれいにメイクなんて、
出来るワケがない!


これもずいぶん前の話ですが、

30代半ばの、とってもいい役者さんと、
初めて共演したときです。


だいたい、いい役者さんってね、
どことなく「普通じゃない」人が多いんです。

変わり者だったり、超天然だったり。

彼女の場合は、
しっかりしてるようで、実は天然、という、
「隠れ天然」でした。
(そんな言葉、あるのか??)


で、彼女もご多分にもれず、
日ごろは、まったくのスッピン人間。

だけど、楽屋で鏡に向かうと、
何か、考えることがあるらしくて。

よくブツブツと独り言を言っていました。

そして、
本番中のある日のこと・・・。


 (つづく)




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