クルクルにカールしたつけ毛をつけて、
大きなバクダン頭で出ていた芝居。
本番も、もちろん、
ざっと自分でまとめた後は、
ちゃんとヘアメイクさんに、
完成させてもらっていました。
ところが、ある日、
楽屋に入って、用意を始めるうち・・・、
「あれ? 〇〇さんは?」
「あれ??」
いつも来てくれる時間になっても、
ヘアメイクさんが来ないのです。
女子楽屋がざわつき始めました。
彼女と親しい役者が連絡を取ると、
電車のトラブルで、
足止めを食っているとのこと。
役者チームの方が、入るのが早いので、
トラブルに引っかからずに済んだんですね。
それはそれでよかった~
・・・とはいえ、
「どうしよう」
「どうしよう、ったって、
自分たちでやるしかないじゃないの」
「だよね」
と、全員一斉に、
本気モードで髪を作り始めました。
ね~、
人に頼るって、これなんですよね。
何とかしてもらえると思うから、
本気になれば、自分で作れるのに、
いつもテキトーにやってたんですね。
そう・・・、ほかの人は・・・。
作れたんです。
だけど、私は・・・
(つづく)
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