いつものように、私が舞台に出て、
彼女が振り向いたら・・・。
なんか、片方、目がおかしいぞ!
でも、ご本人は関係なく、
「あ、先生」
と言いながら、私に近づいてきました。
(私、そのとき、画家の役でした)
「あら、❍❍さん」
と、私も台詞を返したものの・・・、
近くで見ると、
片方のつけまつ毛が、
半分はがれて、ひらひらと・・・

舞台って、
けっこう風があるんですが、
その風に、つけまつ毛がそよいでる!
(うわ、どうするのよ

こっちの動揺とは無関係に、
彼女はなーんにも気付かず、
いつものように芝居をしています。
だけど、こっちは・・・、
どんなに気にしちゃいけない、
と思っても、
こんなもん、
目の前に見せられた日にゃぁ、
そりゃあ人間ですからね、
もう、
芝居しながら、
気になって気になって


そのうち、だんだん、
はがれ方がひどくなって、
もうほとんどくっついていない、
そんなまつ毛が、
彼女の目の前を、行ったり~来たり~。
(つづく)
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