望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

つぶやき

2014-09-08 09:24:09 | 暮らし・花・趣味

この前の旅行の写真を整理していて、

「変わったなぁ」と思ったことがひとつ。


我々みたいな、

それなりの老夫婦の部屋なのに、

コンセントというコンセントが、

全部充電器でふさがって、

部屋がコードだらけになっていた。
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舞台の裏のウラ話・その11

2014-09-07 22:09:38 | 舞台・ウラ話

だんだん、はがれていって、

もうほとんどくっついていない、
そんなまつ毛が、

彼女の、まさに「目の前」を、行ったり~来たり~。


たぶん本人には、上部についている、

  <電車のワイパー>


みたいに見えてるんじゃないだろうか?


ついつい、
そんなことを思っているうちに、

彼女もさすがに気になったんでしょう。

喋りながら、ごくごく自然に、

  ぷちっ、

と取っ、ちゃっ、た!!

(あ・・・


この状況!!

私にとってみれば、もうほとんど、

<集中力のテストーっ!>

みたいなシチュエーションです


とりあえず、なんとか、
集中を、持続させてはいるものの、

まだ片方は、しっかりくっついてて、

目の大きさが倍くらい違ってるし!


でも、本人は一向に焦りも見せず、

こちらのうろたえも、ものともせず、

堂々と演じきって、
そでに入って行きました。

(彼女、ちゃんと鏡見てるかなぁ)


頭から追い出そう、追い出そうと思うのに、

思えば思うほど、

 ひらひらそよぐ「つけま」が 
  
  極端に大きさの違う彼女の目が

頭の中をグルグル回って、
なかなか集中力が戻りません。


  (つづく)



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ちょっと言ってみたいだけです(^_^;)

2014-09-07 11:39:55 | 演劇・舞台・小劇場

これから、両国と高田馬場で、
マチネを2本観劇。

上演時間が伸びたら間に合わない、
ギリギリの移動時間。

でも頑張るぞ!

2本観た後は速攻帰宅して、
7時半には夕食を出すのだ!

私、エライっ!
と自分で褒めておこう(*^o^*)
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舞台の裏のウラ話・その10

2014-09-06 13:07:47 | 舞台・ウラ話

いつものように、私が舞台に出て、
彼女が振り向いたら・・・。


なんか、片方、目がおかしいぞ!



でも、ご本人は関係なく、
「あ、先生」

と言いながら、私に近づいてきました。
(私、そのとき、画家の役でした)


「あら、❍❍さん」
と、私も台詞を返したものの・・・、


近くで見ると、

片方のつけまつ毛が、

半分はがれて、ひらひらと・・・


舞台って、
けっこう風があるんですが、

その風に、つけまつ毛がそよいでる!


(うわ、どうするのよ


こっちの動揺とは無関係に、
彼女はなーんにも気付かず、
いつものように芝居をしています。


だけど、こっちは・・・、

どんなに気にしちゃいけない、
と思っても、

こんなもん、
目の前に見せられた日にゃぁ、

そりゃあ人間ですからね、

もう、
芝居しながら、
気になって気になって


そのうち、だんだん、
はがれ方がひどくなって、

もうほとんどくっついていない、

そんなまつ毛が、

彼女の目の前を、行ったり~来たり~。


   (つづく)



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舞台の裏のウラ話・その9

2014-09-05 18:48:09 | 舞台・ウラ話

つけまつ毛をつけよう、と思いたった、
ベテランの女優さん。

お手伝いします、
という後輩の申し出も断って、
本番にのぞみました。

だけど、そのあたりが、
彼女の天然たるゆえんでして。


だって、初めてだったら、
本番で使うにしても、
まず他で練習してから、
使うじゃないですか。

それを、何も考えずに、
最初から本番で、って

これぞまさしく「ぶっつけ本番」。


でもご本人は、心配するでもなく、
本番になりました。


芝居が進んで中盤あたり。

私が登場して、
彼女がそれに気づく、というシーン。

いつものように、
普通に舞台に出て、
彼女が振り向いて、


・・・振り向いて、

 ・・・振り向いて!


  ・・・ん??

なんか、片方、目がおかしいぞ!


   (つづく)



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舞台の裏のウラ話・その8

2014-09-04 23:34:40 | 舞台・ウラ話

「隠れ天然」?な、ベテランの女優さん。

いつも、まったくのスッピン人間なのに、
楽屋で鏡に向かうと、
何か考えることがあるらしく・・・。

よくブツブツと独り言を言っていました。


といったって、
数え切れないほど舞台に出ているのに、
今さら何を、と思うんですが、

そこはそれ、天然の天然たるゆえんで(笑)


「私、目が小さいのよね~。
 やっぱり、つけまつ毛、つけてみよ~」

その日も、また楽屋で、
ブツブツと独り言。

それを聞いた、隣の席の後輩が、

「え?いつもはつけま、つけないんですか?」

ちなみに「つけま」とは、
つけまつ毛のことです。

「うん、つけないんだけど、今日、買ってみたのよ。
 つけてみよ~

「お手伝い、しましょうか?」

「ううん、大丈夫。ありがとう!」


(あ、彼女、つけま、つけるんだ)

自慢じゃないけど、
一度も付けたことがない私は、

ちょっと負けた感を味わいつつ、
2人の会話を聞いていました。


そして本番・・・。


 (つづく)



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ワイルドライフ?

2014-09-04 12:41:55 | 暮らし・花・趣味

昨日、ウチのベランダの、目の前の木で、

ひよどりが大きなバッタをくわえて、

激しく振りまわしていた。


  ・・・と、


振りまわしすぎて、バッタはヒューッと空中へ。


  ・・・と、


ひよどりは、一瞬の早業で、
そのバッタを空中キャッチ!

そのまま、別の枝へ飛んでいった。



はぁ~、としばし呆然。

映像では見たことあるけど、

生で見ると、迫力が違うわ・・・。



 はたまた、


今朝は、コゲラが桜の木を、

コンコンコンコン。

これも旅先ならともかく、

東京の我が家で見たことはなかった。



おおっ、なんというワイルドライフ!


   ん?

    いや・・・、


もしかして、これも異常現象のオマケか?





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舞台の裏のウラ話・その7

2014-09-03 12:40:45 | 舞台・ウラ話

メイクネタ、もう少し続けます!


だいたい、小劇場の人間って、
普段も、お化粧にこだわらない、

というか、こだわらなさすぎで、

いつもスッピンだったり、
お化粧しても、雑な人が多いんですね。

年じゅう、そんな感じだから、
楽屋で顔を洗って、
スッピンのままでいても、全然違和感がない。


が・・・、たまに、
モデルの仕事がメインの人だったりすると、

先日の思い出話じゃないけど、

楽屋で顔を洗った瞬間、
「お前は誰だ!」状態になる(笑)

ただ、そういう人は、やっぱり、
メイクがうまいし、手早いんですね。

手をかける部分と、手を抜く部分を
ちゃあんと心得ている。


なんだけど、
普段、ほとんどスッピンで暮らしている人間が、

舞台だから、って突然、
きれいにメイクなんて、
出来るワケがない!


これもずいぶん前の話ですが、

30代半ばの、とってもいい役者さんと、
初めて共演したときです。


だいたい、いい役者さんってね、
どことなく「普通じゃない」人が多いんです。

変わり者だったり、超天然だったり。

彼女の場合は、
しっかりしてるようで、実は天然、という、
「隠れ天然」でした。
(そんな言葉、あるのか??)


で、彼女もご多分にもれず、
日ごろは、まったくのスッピン人間。

だけど、楽屋で鏡に向かうと、
何か、考えることがあるらしくて。

よくブツブツと独り言を言っていました。

そして、
本番中のある日のこと・・・。


 (つづく)




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舞台の裏のウラ話・その6

2014-09-02 22:19:33 | 舞台・ウラ話

そして、恋人役の2人は、
お互いの顔を見つめあって・・・、

 ・・・・・・・・・・?



「おーい、どうしたー。
 止めずに続けろー」

という演出家の声。

そう、男性の方が、
フリーズしちゃったんです。

「すみません!」

「なんか問題あったか?」

場当たりというのは、
問題点を最終的に洗い出す、
という役目もあるので、

突然止まったからって、
頭ごなしに怒鳴られたりはしません。

「実は、〇〇が・・・」

〇〇というのは相手の女の子の名前です。
(劇団だから、後輩は女の子でも呼び捨て)

「〇〇がどうした?」

と演出家が聞いたところで、

彼が返事をする前に、


えっ? 私がなにか???

と、うろたえまくって、
彼女が客席の方を向きました。


  ・・・

    ・・・


微妙な間があった後、

全員がひっくり返らんばかりに、大爆笑!!

稽古中、いつもスッピンで、
愛を語っていた彼女が、

突然、何をトチ狂ったのか、
人が変わったようなばっちりメイク。


「ははははははは」

「なんで楽屋で気づかなかったんだろうね~」

「きっとみんなが出てから、
どんどん1人でエスカレートしていったんだよ」

「そりゃあ、△△ちゃん、フリーズするわ」

「人間が違ってるし」

よーく見ると、
決してパーツパーツは変じゃないんだけど、
そのバランスの悪さたるや!

こういうのって、
きれいとか、きたない、じゃないんですよね。


「時間ないから、そのまま我慢しろ!
 〇〇、あとで、メイク落としとけっ!」


演出家の鶴の一声で、
また場当たりは再開しました。

でも、客席で見ていたキャストは、
なかなか笑いが止まらず、

愛を語りながら、
その背中がフルフルしている(笑)
相手役の彼を心から同情したのでした。


 (つづく)





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舞台の裏のウラ話・その5

2014-09-01 20:33:29 | 舞台・ウラ話

メイクの最大の問題って、
自分では見えないこと。

自分で気づかないまま、
周りだけが迷惑をこうむる、
ということもあるわけで・・・。


これは劇団時代の話です。

あるとき、
いつも脇役をやっていた、若手の女の子が、
ヒロインに抜擢されました。

先輩たちに気を遣い
演出家の厳しい要求に必死で応えながら
なんとかヒロイン役を作り上げ、

そして、ついに小屋入り!


小屋入りして、セットができると、
次は場当たりがスタートします。

照明などのスタッフさんと、
芝居を合わせたり、
段取りなどを確認する作業ですが、

普通、場当たりでは、
芝居はほとんど飛ばして、

メカニックな部分だけを重点的に当たります。


だから、
メイクも衣裳もしっかり用意して、

張り切って、1歩、舞台に出た途端、

「はいOK。じゃ、このシーンの最後から」

と言われて、すごすご戻る、
ってことが、すごく多いんです。

まぁ、メイクや衣裳が本番通りじゃないと、
照明さんと合わせる意味がないので、
仕方ないことではあるんですけどね。


さて、

その時の公演では、我々の劇団では珍しく、
ラブシーンがありまして、

そのシーンでは、
照明も音響も、いろいろと変化があったため、

いつものように、ひと言でサヨナラではなく、

ずっと芝居を続けるよう、
舞台監督さんから指示が出ました。


そして、恋人役の2人は、

お互いの顔を見つめあって、
熱い思いを告白・・・、

告白・・・、

   告白・・・、

      告白・・・、


  ・・・・・・・・・・?



    (つづく)





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