今日はバレンタインディですね。銀座のデパートは、どこも特設のチョコレート売り場を設営して大賑わいです。私達が毎日通っているプランタン銀座の中も1階と地下のチョコレート売り場は、若い女性の渦!あまりの人の多さに、その様子を見ると、自分が買うことは諦め、すごすごと引き下がってしまいます。
ですが、このシーズン、お客様の皆様からは差し入れにチョコレートをいただき、毎晩ホテルに帰ると、河村と二人でコーヒーを入れて美味しくいただいています。
普段、日本にいる時にはあまりチョコレートを食べる機会がありませんが、私自身は苦みのあるビターチョコが好きで、買付けへ行くと、普通にフランスのスーパーに売られているCôte d’Orのアーモンドの入った“Noir”のチョコレートを、「象のチョコレート(このメーカーのチョコレートには必ず象のマークが付いているため)」と呼んで、いつもバッグにひそませています。この「象のチョコレート」、コクがあってなかなか美味、スーパーをはじめどこでも手軽に買えるところも嬉しいかぎり。買付け中は、なかなか決まった時間にご飯が食べられないことも多く、おなかが空いてたまらない時「あ~、血糖値が急激に下がっている気がする~!(本当でしょうか?)」と叫びながらこのチョコを取り出し、ボリボリ食べています。
フランスには、それこそ美味しいチョコレートもいっぱいあるのでしょうが、いつもパティスリーに入ると、チョコレートよりも思わず生菓子に目が眩んでしまって、実はあまり試したことはありません。また機会を見て、是非トライしてみたいものです。
もう一つ気に入っているのが、ロンドンのピカデリーサーカスにあるフォートナム&メイソンのチョコレートコーナーのシャンパントリュフ。紅茶で有名なフォートナム&メイソンですが、昔からひそかにここのチョコレートコーナーを贔屓にしていて、ピカデリーに出た折には、観光客で混み合った紅茶のコーナーを尻目に様々なトリュフの並んだショウケースの前で、あれこれ選ぶのを楽しみにしています。でもここでの私の一番のお気に入りはシャンパントリュフ、シャンパンの風味が美味しい大人の味です。高級食材を扱うフォートナム&メイソンですが、実はここのチョコレートはすべて量り売り、日本に比べると驚くほどお値段が安いのも魅力です。
このチョコレートコーナー、フォートナム&メイソンの表玄関から入って右手、チョコレートの種類が凄く多いのにも目を奪われます。またロンドンへお出掛けの際は是非!
「買付け日記」公開しました!少しずつUPしております。どうぞご覧下さいね。