さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

今一番のお気に入り

2007-08-12 | 日常生活

 お盆をご家族でお過ごしになっている方も多いのではないでしょうか?私達も今日までは自宅で、明日は午後から、明後日からの阪神百貨店のフェアのため大阪へ出掛けます。初めての阪神百貨店でのお仕事、期待と不安が半々。でも、前向きな気持ちで出掛けます。

 今回は、お盆で車も混み合うため、私達としては珍しく荷物は送りで。明日は車でなく電車で出掛けます。久し振りの大阪でのフェア、関西の皆様とお目にかかれますのを楽しみにしております。

 さて、もう世の中のセールも終わりがけ、秋物も目にする昨今ですが、このところの私のお気に入りは、黒のサマーニットのベレー帽。グログランのリボン結びのデコレーションが三つも付いた、それはそれはスウィートなお帽子なのです。そう、私は自他共に認めるお帽子好き。特にベレーは大好きで、河村に「どれも同じじゃん。」と言われながらも、実は各色数え切れないほど取り揃えているのです。

 このベレーと出会ったのは、なんと京都のお店。それはまだ寒い3月末の京都骨董祭の折でした。私のハートを直撃するスウィートなデザイン!でも、でも、お帽子の癖に優にお洋服一着分のお値段。流石のお帽子好きの私でも決断できず、泣く泣く諦めたのでした。そしてその3ヶ月後、再び、京都を訪れた折にまたもや出会ってしまったそのお帽子。「あれ、まだあるじゃん!」

 その翌日、京都は一斉にセールが始まるというその日、河村ひとりをさっさと会場へ行かせ、骨董祭を30分遅刻し、お帽子のお店に並んでしまった私。今までセールの初日というものに足を踏み入れたことがなかったため、まずはその人の多さに肝を潰し、目を白黒。やっと店内に入ることが出来ると、目指すお帽子は…「あった!!」が、セール価格になってない…。

 「どうしたものか。」と帽子を頭に鏡の前で思いあぐねること3分。年配の店員さんの「このメーカーは15年前から扱っているけど、一度もセールになったことがないのよ。」という言葉に観念し、側にお目付役の河村がいなかったこともあり、気付いたときには、帽子を頭に被って電車に乗り、骨董祭の会場へと急いでいました。

 という訳で、この夏はスペシャルなお帽子をgetしてしまったので、お洋服の新調はナシ。今度の買付け際にパリでお洋服を見るのを楽しみにしています。どんなお帽子か見たい方は是非阪神百貨店へいらしてくださいね。

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