さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

長楽館

2010-06-19 | 

 今日もまたお客様との楽しいひとときを。京都大アンティークフェアには、連日足を運んでくださったお客様、久しぶりにお目にかかるお客様、先週は東京、今週は京都でお目にかかるお客様、皆様にお立ち寄りいただいて、充実した時間を過ごしました。

 そして、午後5時に終了のお仕事の後、今日出掛けた先は…夕方の京都の街、私達の向った先は八坂神社の中にある長楽館。ここは、「たばこ王」と称された明治時代の実業家村井吉兵衛が建てた1909年築の別荘。その「長楽館」の名前は、当時ここに滞在した伊藤博文が名付けたと言われています。

 実はここを訪れるのは約20年ぶり。最近、カフェの他にフレンチとイタリアンのレストラン、そして高級ホテルにリニューアルした長楽館ですが、その昔、ここは喫茶とレディースホテルで、私は実際に泊まったことがあったのです。今日はそんな懐かしい時代を思い出しながら訪れました。

 何年経っても、やっぱり私はこういうところが好き!20代前半の頃と好みが変わっていない自分に驚き呆れながら、100年前にタイムトリップを楽しみました。長楽館の様子は画像でどうぞ!

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立派な門が印象的、八坂神社からも歩いてすぐです。

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さぁ、こちらの玄関からどうぞ!

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ほら、エントランスも素敵でしょ?

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このステンドグラスはガラスタイルで覆われた透過性の壁はめ込まれたもの。ピンクとラヴェンダー色のガラスが甘い雰囲気、可愛い薔薇模様です。20100619e

カフェスペースは元々サンルームだったのでしょうか?片側はこの画像からも見える吹き抜けロビー、片側は大きな窓の明るい室内でした。

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この赤いカーペットの空間は吹き抜けのロビー。 ふんだんに木材が使われた重厚な空間です。

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こちらは予約制のアフタヌーンティーをいただく空間。女性的なロココ趣味のクリーム色の空間です。窓の外に見える緑も鮮やかで美しい。

     20100619i

「番外編」のここは化粧室。扉を開けた瞬間、海に浮かぶヨットのステンドグラスと淡いグリーンの鎧戸にとても爽やかな気分になりました。

 思い起こせば、前回ここに来たときは入手したばかりの一眼レフカメラであちこち撮りまくったものの、フィルムの装填の仕方が悪くてフィルムが回っていなかったという苦い思い出が。時代はフィルムカメラからデジカメの時代へと変わり、私自身もすっかり大人になりました。そういえば、あの時のキャノンのA-1もしばらくクローゼットの中で眠ったままです。

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