さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

そ、そ、そんなぁ…

2011-03-28 | 日常生活

 もうじき三月も終りますね。三月から四月へと移り変わるこの時期、私達は忘れてはならないことが…。それは飛行機のチケットの「発券」という作業。(実際には旅行社の方がしてくれるのですが。)

 「次の買付けは5月の連休中に出掛けます!」と何人かのお客様にはお伝えしましたが、ゴールデンウィークで海外旅行が集中し混み合うこの期間、毎年飛行機のチケットを押さえるのがそれは大変なため、今回は気合いを入れて既に2月から旅行社に頼んで予約をし、万全な体勢で臨んでいました。実は、毎年ゴールデンウィークのこの時期、フランスで私が大好きなフェアがあってどうしても外せないのです。

 で、飛行機のチケットを予約したら、今度は実際にお金を払ってチケットを発券して貰う「発券」という作業が必要です。飛行機のチケットには、通常の航空券の運賃ほか、日本の空港の施設使用料、到着する空港の空港税、そして「サーチャージ(燃油代)」というものが加わります。「発券」の時期によってサーチャージの値段が変わるシステムになっていて、旅行社から「4月の発券になるとサーチャージが¥12,000上がりますから3月中に発券された方が良いですよ。」との連絡が入ったのがつい最近。慌てて、発券依頼のメールを旅行社に送ったその直後…。

 まだ自宅にいた私の携帯電話に大慌てで河村が電話をしてきました!!それというのは、サロンの留守番電話にフランスのディーラーから「フェアの日程が変わった」というメッセージが入っていたというもの。最近急にフェアの日程から変わり、元々決まっていた期日の約二週間後に開催されることになったとのこと。私達の格安チケットは、一旦発券してしまったらスケジュールを変更することは出来ません。「えぇっ!!?」と驚愕の私は、さっき発券の連絡したばかりの旅行社へあたふたしながらtel。担当者がつかまらず、大急ぎでメールを送り、じりじりしながら再度電話をし…。

 結局、発券直前でスケジュールの変更が出来、「やれやれ」と安堵したのですが、インターネットで予約をし既にクレジットカードで支払も済んでいたユーロスターのチケットは、変更の出来ない“Non flexible” だったため、こちらは泣く泣く諦め。パリとロンドンを結ぶユーロスターのチケットは搭乗よりもかなり前に予約をするとそれだけチケット代が安いため、こちらも早々と予約していたのです。(泣)

 同じく予約をしていたパリのホテルの方は、お陰様でスケジュールの変更が出来たのですが、こんな急に大きなフェアの日程が変更になるのは珍しいこと。なんでもミッテラン元大統領の記念式典のためらしいのですが、リビアへの空爆を始めた「ただいま戦時中」のフランス、何があっても不思議ではないのかもしれません。唯一の救いは、いつも泊まっているホテルからの地震のお見舞いのメッセージでした。レセプションのムッシュウの暖かい言葉がじんわり滲みました。

 「そ、そ、そんなぁ…。」と久々に大慌てのサカザキでした。

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