今回はレースの更新です!レースはエンジェルコレクションが扱うアンティークの中ではもっとも繊細なアイテム。機会がありましたら、是非店頭でルーペ片手に実物をご覧いただきたいです。今回UP しましたレースもすべて今週末開催の京都大アンティークフェアへも持って参ります。関西にお住まいの方は是非こちらの会場へ見にいらして下さい。
思わず「幻の」と付けてしまうアランソンのハンカチ。長年この仕事をやってきて、今まで私自身が扱ったアランソンのハンカチはたった一点。その他に、仕入れなかったものの実物を目にしたのは二点だけ。(うち一点はレースで出来た「フレーム」のみしか残っていませんでした。)19世紀のアランソン自体が珍しいレースですが、「製品」になった物はさらに稀少だと思います。レース自体も繊細ですが、細かく寄せられたギャザーがよりいっそうレースを引き立てています。
http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l7701.htm
こちらも19世紀のアランソンレース、これはドレスの裾を飾ったボーダーです。同時代のベルギーのニードルレース、ポワンドガーズと比べずっと数少ないアランソン。同じ19世紀のアランソンばかりを並べて見比べるのも楽しいですよ。
http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l7702.htm
昨日のブログに掲載したこちらは18世紀半ばのブリュッセルレース。上が逆V字になった変わった形ですが、この時代に流行した頭の後ろに付けた飾り、ラペットであると思います。こんなレースを背中にひらひらさせていたなんて、18世紀はなんと優雅な時代だったのでしょう。優雅な孔雀の模様が印象的ですが、他にも様々な植物や蜻蛉なども表現された見どころたっぷりなレースです。
http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l7706.htm
このヴェネチアンレースは17世紀後期、なんと300年以上も前に作らたレースです。グランドすべてにブランケットステッチを施し、小さなピコットを付けたその仕事は、19世紀、18世紀のレースとはまた違っていて、あまりの繊細さ、緻密さにただただ溜息。ヴェネチアのブラーノ島のレース博物館で見たヴェネチアンレースの数々を思い出しました。
http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l7704.htm
今まで数々のデュシェスレースを扱ってきましたが、草花模様がポピュラーなデュシェスの中では一風変わったペイズリーを思わせるデザイン。そして、ドロンワークを思わせるような透かしになった細工がふんだんに施されている点も特徴。花模様だけでないデュシェスの魅力が感じられるレースです。
http://www.angelcollection.jp/shophome/lace/l7703.htm