こちらは今回イギリスで買付けた1830年代の手刺繍のエシャーワークのベビードレス。（エシャーワークはスコットランドのエシャー地方特有の繊細な手刺繍です。）このところずっと探していた上質なエシャーワーク、毎度懇意にしているアンティークディーラーに「エシャーワーク！エシャーワーク！良いアイテムが入ったら、是非私に！！」と渾身のリクエストを繰り返していましたが、毎度首を振るディーラー達。そんな事を続けてきたここ何年か、先日の買付けで思わぬ所から、思いがけず数年振りに上質なエシャーワークが出てきて、心の中で「ヒャッホ～！」と叫びながら買付けしました。
そして、今日はわざわざ遠くからいらして下さったお客様にこのエシャーワークを気に入っていただき、無事受け渡しすることが出来ました。ヨーロッパから日本へ持ち帰り十日、良い物をしっかりそれに相応しい方の元へお嫁入りさせることが出来、嬉しいようなほっとしたような気持ち。他の物も皆そうですが、一生懸命選んできた物を、それを気に入って下さったお客様の元へ送り出すと、嬉しいようなほっとしたような、ちょっぴり淋しいような、でもやっぱり嬉しい、そんな気持ちになります。
サヨナラ、エシャーワーク！お嫁入り先のお家には素敵なお仲間が沢山いるはずなので、心配しないで。可愛がって貰うのよ！
