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雀庵の「常在戦場/15 “考える葦”を目指せ」

2021-05-16 19:44:22 | 日記
雀庵の「常在戦場/15 “考える葦”を目指せ」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/302(2021/5/16/日】胃袋がないので低血糖になりやすいのだが、先日は尿意で目が覚めたものの体に力が入らず起き上がれなくて往生した。どうにかベッドに腰かけたものの体は震えっぱなし、足は痙攣、歩行困難、とても困惑した。尿道の筋肉も力が入らないからパジャマも濡れる、そのうち肛門の筋肉も怪しくなり、どうにかトイレに行って事なきを得たが、加齢、老化の実態を経験したのは「備え」を促すことにもなった。


転んでもただでは起きない、災い転じて福となす、アウフヘーベン=止揚する、ま、このセコサはいかにも小生らしくて面白いと思う。鬱病だけれど本質的には楽観的なのだなあという発見もあった。問題が生じる、解を考える、予防策を講じる、これは面白いし、脳トレにもなる。「神さま、失禁を賜り、厚意謝するに余りあり」、それほどの事ではないけれど。


で、低血糖の予防策。「就寝の歯磨き前にパン、団子、ビスケットなど甘味を食べておく」、ただそれだけ。糖分を補給しておく、それだけなのに足がつらない、ベッドから降りてすぐに歩ける、頻尿も緩和された、ふらつきも少なくなった、尿切れもいい、腰痛も抑えられている、疲労感が小さくなった。


「男を取り戻し、家内も喜んでいます」とはならず、相変わらずシカトされているが(そういう些事は無視してよろし)体調が改善され、脳ミソの機能も多少良くなった気がする。燃え尽きる前の最後の炎・・・燃えよドラゴン! 再起三起の機会は必ず来る、香港加油!


青年は朝の太陽だが、小生は三丁目の夕日、終活期だから「これが最後の記事になってもいい」とはこのところよく思うようになった。中共の最後を見届けたいとは思うけれど、それは天の思し召し次第で、こちらの都合通りにという具合にはいかない。


まあ、好きなように生きて、やるべきこともやったから、最後は禁酒を解いて日本酒、バーボンのメーカーズマーク、ブランディのヘネシー、ワイン、ビール、酎ハイ、ホッピーあたりをちょっと飲んで「ああ、旨いなあ」、それで往生できれば最高だ。病院ではそうはいかないから自宅で最期を迎える、入院を断固として拒否する、そういう風にしたいが・・・


紙に書いて目立つところに掲示しておく「四つのお願い」というのはどうか。


一つ、入院拒否、自宅療養。一つ、痛みを訴えていたらモルヒネを。一つ、意識があるうちに酒を飲ませて。一つ、三回忌まで部屋は現状維持。


この「部屋の現状維持」というのは、天から「怪しい奴、要観察」とされ、成仏できずに幽明界をうろうろしそうだから、その際に休憩で部屋(隔離室)に立ち寄ったら面白いかも、というだけのこと。記帳したりすると皆びっくりするから、それは止めておくべきだな。


こんなことを思うようになったのは、やはり「70歳」になったからだろう。60代は現役も多く、老人という意識はそれほどないが、70というと、ぶらぶらしていれば瞬く間に80、堂々たるヂイサンになる。まだ多少は気力体力が残っていそうなのが70代で、一応「人間」。80代から先は俗っぽさを越えた「神」とか「無垢の子供」の領域のような感じがする。解脱する人、煩悩を抱えた人、色々なのだろうが・・・


どうも小生は母の介護をした経験から「80代からの生」に肯定的なイメージを持てない。僭越ながら「意味があるのか」と思ってしまう。フライトを終えて間もなく着陸・・・終末の寂しさばかりを感じるが、どうなんだろう。「大往生の喜び」なんてあるのかどうか。


ま、劣化せずに生きていけば分かるのかもしれないが、「劣化することで煩悩=生への執着に苦しまないようにする」という天の配剤かもしれない。


生老病死(しょうろうびょうし)、四苦八苦、艱難辛苦は世の常だが、それに心まで奪われていると「この世に生を得た意味がない、何のために生まれたのか、もう死んでしまいたい」などとなりかねない。初心な青年じゃあるまいし晩年にそんなことを思うようになるのは老人性鬱か認知症、あの世ではなくまずは病院へ。


考えとか生き方、価値観は千差万別でも、人間は「意味、意義」が好きな「考える葦」なのだろう。多かれ少なかれ考えて自分の人生の方向を決める。ただ同じ「考える葦」でも「考える」能力は違う。この知的能力=知能=知性=理性が人生を随分左右させるのだが、知能を高めることもできるのだという「chokotty」というIT企業系サイトに面白い(IQテスト企業の?)レポートがあった。以下要約。


<IQ(知能指数)は「知能検査の結果表示方法の一つ」。IQの中央値は100、100より高いほど知能は高く、100より低いほど知能が低いことを表しています。


◆子供の頃に遊ぶ時間が多いとIQは高くなる:遊びを通して考えたり、社会性なども身につくからです。積み木なら考えるという能力が身に付きます。また、外で友達と遊ぶなら、社会性だけではなく、危険や刺激も学ぶことができます。これらがIQを高くするのです。


◆IQが低い人の特徴――


(1)「自己評価が高い」 これは、あまり良い意味ではありません。周囲の人たちによる評価に比べて、自分の評価がかなり高いということです。言い換えるなら、本人の自分に対する評価よりも、周囲の人たちの評価は低い。


周囲の人たちが「もう少し頑張る必要がある」と判断しても、本人は「自分はよく頑張ったから、もう充分」という評価を下してしまいます。その結果、仕事が中途半端になってしまったり、最後の最後でミスをしてしまったり。「もうあと一歩」が足りないのですが、本人はそのことに気付いていません。


(2)「人を信用しない」 周囲の人たちが「こんな風にすると簡単にできるよ」とアドバイスしても、それを素直に受け入れることはあまりしません。周囲の人たちの言うことを信用していないからです。これは、悪い意味で疑っているということです。


周囲の人たちが自分を貶めようとしている、と何故か考えています。特に騙されたという経験があるというわけではありません。ただ、なぜか「周囲の人たちは敵だ」と感じているのです。特に自分のやり方に口出ししてきた人を「自分の敵」とみなす傾向があります。


(3)「会話が得意ではない」 自分の言いたいことや考えていることを、自分の言葉で表現することがあまり得意ではない。また、会話をする際には瞬時に相手の話の内容を頭の中で分析する必要があります。それもあまり得意ではないのです。


自分の言いたいことが思うように相手に伝えられなくて、次第にイライラしてきます。また、相手の話している内容が瞬時に理解できないことに対しても、かなりのストレスを抱えます。イライラしたりストレスを感じたりすることが嫌なので、極力会話をしないでおこうとします。すると、ますます会話が苦手になります。


(4)「機転が利かない」 機転を利かせるには、状況を瞬時に判断する必要がありますが、あまり得意ではありません。また、頭の中でさまざまな状況を考えて段取りを組むということも得意ではないのです。


ただ、決められたことは確実に守ります。教えられた方法に納得している場合は、その方法を徹底的に守ります。ただ、機転が利かないので「この場合にはこの方法の方が良い」という考えは難しいのです。


(5)「突発的なトラブルに弱い」 突発的なトラブルが起きると、何をどうすれば良いのかわからなくなります。頭が真っ白になって茫然とすることがあります。また、人によってはパニックになって必要以上に騒ぎ立てるという人もいるでしょう。


「大変なことが起きている」ということは何となくわかっています。ですが、どこがどんな風に大変なのかはわかりません。また、自分に何ができるのか、ということもよくわかっていません。この「わからない」という状態が、更に混乱させてしまうのです。


(6)「自慢することが多い」 これは、自己評価が高いという特徴に関係しています。自分の評価が高いので、自分の能力に関したことの自慢が多いのです。特に誰かに褒められたということは、かなり大げさに自慢します。


ただし、それ以外のことに関してはあまり自慢しません。特に高価なものを買ったなどのような物質的なことでの自慢はあまりしません。そのような物質的なものにはあまり興味がないというのも、大きな特徴の一つと言えるでしょう。


(7)「自分の意見がない」 これは、依存心が強い人の場合の「自分の意見がない」とは異なります。話の内容が理解できていないからです。何の話をしているのかわからないので、意見が持てないのです。


話の内容を、じっくり時間をかけて個人的に説明すると、自分の意見が表れます。周囲の人たちに比べて理解することにかなりの時間を要する為、周囲の人たちからは「自分の意見がない人」と勘違いされることが多いのです。


「自分がない」という人もいます。自分で決められない、自分の意志がない、周りに流されてしまい、「自分の意見はないの?」と思われてしまいます。


(8)「喜怒哀楽が激しい」 これは自分の思い通りにいかないことが多いからです。特に会話などでは、自分の考えていることや思っていることを、的確に言葉にして相手に伝えることがあまり得意ではありません。その「伝えられない」ことに苛立ちを覚えます。


「こんな風にしたい」と感じることはたくさんあるのです。ただ、そうするにはどうすれば良いのかがわかりません。その方法を考える力が、他の人に比べて少し弱いのです。周囲の人たちは瞬時にできることが自分にはできない、ということがわかるのでストレスが溜まります。それが、喜怒哀楽の激しさに表れるのです。


(9)「空気が読めない」 周囲の人たちの気持ちや状況を感じ取るには、感じ取る感覚や能力が必要になります。その能力や感覚が、少し弱いのです。周囲を見回して状況を判断する、ということがあまり得意ではない為、自分の思いのままに行動したりします。


「今は黙っていた方が良い」や「みんなが真剣に聞いているから話が終わってからにしよう」などのような考え方が難しいのです。これは、決して当たり前のことではありません。(皆)それなりに考えて行動しています。この「考えて行動する」ということがあまり得意ではない為、空気が読めないのです>(以上)


何だか習近平みたいな・・・こういう理性、勘定ではなく気分、感情で動くような人は結構見かける気がするが、どうなんだろう。


人は易きに流れやすい。才能とは努力する能力だが、「努力なんてかったるいから嫌だ、俺は面白おかしく暮らせればいいの」という人は多いのではないか。これという能力がないから低賃金、仕事も結婚もうまくいかないで晩年は孤独死、自殺の人が小生の身近にいる。一方で小生もビックリするほど頭脳明晰で(2桁×2桁の暗算もできた)、努力して資産家になったのはいいが、女をつくって家庭崩壊というのも見た。


小生の周辺では、真面目でそれなりに努力した人は年金があるからリタイアしてのんびり暮らしている。自由業で年金に入っていなかった人は60代、70代でもヒーヒー言いながら仕事を続けている。先憂後楽と先楽後憂の違い。近所の遊び人は寄生していた奥さんが倒れたので70歳でも夜勤のマンション管理人をしているが、辛そうだ。ツケは回ってくる。


真面目に努力すればそれなりに暮らせる社会、結構なことだ。悪事で刑務所を出たり入ったりのゴロツキが生活保護でそれなりに暮らせる社会、それは不道徳だろう。


IQが高い、収入が多い、豪邸に住んでいる、結構なことだが、それは物欲は満たせても「幸せ」を保証するわけではない。


小生は米国の航空会社ヒューズエアウェストの仕事をさせてもらったが、オーナーは伝説の富豪、ハワード・ヒューズだった。歓心を買おうと彼宛に贈り物がどんどん届くので、専用の巨大倉庫があったと聞いて、「金持ちでも幸福ではなかったのだなあ、贈り物はあっても愛や友情は得られなかったのだろう」と思っていたものである。


<ハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(1905年12月24日 - 1976年4月5日)は、アメリカの実業家・映画製作者・飛行家・発明家である。20世紀を代表する億万長者として知られ、「資本主義の権化」「地球上の富の半分を持つ男」と評された。


様々な事業を手がけ、多才な大富豪として名声を手にしたヒューズであったが、その晩年は安穏とはいかなった。1946年の墜落事故で負った傷の止痛薬から彼は、麻薬(コデイン)中毒を患い深刻な精神衰弱になった。数回の墜落事故による脳への損傷が原因と疑われる強迫性障害らしき行動を彼はたびたび起こしていたが、その異常行動は年を取るにつれ頻繁になった。


彼は極度に細菌を恐れるようになり、完全に除菌された最上階のスイートルームから、殆ど外出しなくなる。彼はドアノブを除菌されたハンカチで覆わないと触れなかったり、手を洗い始めると肌が擦り切れ血をだすまでその動作をやめられなくなり、手の洗浄や入浴が一切できなくなったという話がある。そのため、彼の髪と髭は伸び放題で、体は垢にまみれ異臭を放っていたという。


1976年4月5日、彼は昏睡状態に陥り、治療のためメキシコからアメリカに戻る。その際自家用機内で息を引き取ったという。70歳であった>(WIKI)


70歳、危険な年頃・・・人間にとって一番大事なのは「考える葦」、しっかり来し方行く末を見て今の行動を決めていく思考力、智慧ではないか。切磋琢磨して強い葦になりたいものだ。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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