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雀庵の「大戦序章/18)露中北は無策の日本を狙っている」

2022-03-29 10:02:15 | 日記
雀庵の「大戦序章/18)露中北は無策の日本を狙っている」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/451 2022/3/29/火】「女への不信感がある」と言えば女からも男からも叩かれるから言わないようにしてきたが、尊敬する川口 マーン 惠美氏の論稿を読んでショックを受けた。「インテリでも女は女、感情と勘定で動くか・・・これが女の正義なのか」と。現代ビジネス2022/3/25「ゼレンスキーは『英雄』か? ウクライナに武器と金を送ることは本当に『正義』なのか?」から。


<【オンラインスピーチに感じる違和感】ウクライナのゼレンスキー大統領が、世界各国であたかも英雄のように奉られている。2月19日、ロシアの大軍がウクライナ国境に張り付き、緊張が高まっていた最中、突然、ミュンヘンの安全保障会議に現れてスピーチをしたのには大いに違和感を持ったが、今では立て続けにオンラインスピーチが続く。


ウクライナから流されてくるのは、ロシア軍が攻めてきたとき抵抗するために、市民がビールの空き瓶でせっせと火炎瓶を作ったり、若い女性が機関銃の操作を教わったりしている映像だ。そして、そんな市民に向かってゼレンスキー氏は、祖国防衛だ、武器を持って戦え! と発破をかける。これではまるで玉砕の勧めだ。


しかも彼は、ウクライナは世界の民主主義の防衛のために戦っているのだからと、世界中に向かって、自分達を助けろ、武器をくれと、せっせと呼びかける。援助を受けることが、まるで彼らの当然の権利であるかのように。


【武器や資金を拠出することの意味】戦争は目下進行中であり、状況は単純ではない。もちろん他国に攻め込んだロシアに弁解の余地はなく、これを許してはいけないことは当然だが、しかし、戦争の意味を判定するのはのちの歴史であり、国会議員でもNATOでもない。


いや、戦争の歴史は概ね勝者が作るものなので、いくら時間が経っても、本当はどちらが正義であったかがわからないことがほとんどだ。それなのに、今、戦争当事者の一方を善と決めつけて、援助一本槍でいこうとしている欧米、および日本の態度には大きな落ち度があるのではないか。


そもそも、民間人でも武装したからには、敵にやられても文句は言えない。だから、現在のキエフのように、大統領が民間人に武器を配って市街戦や籠城をさせるなら、政府が彼らの死や苦しみに責任を持たなければならない。少なくともこの点においては、すべての犠牲をロシア軍のせいにはできないはずだ。


そもそもゼレンスキー氏は、いったい何人までなら、民間人を犠牲にしても良いと思っているのだろう。また、民間人を犠牲にした責任を取る覚悟があるのか? 私にはどうしても、氏は誰かの指令のままに動いており、脚本通りの勇猛な大統領を演じているだけのような気がしてならない。ルックスもどんどん野生的になって、闘士の役にすっぽりハマっていく。


一方、ゼレンスキー大統領に援助を呼びかけられた方はどうしたか? 拍手だけは惜しまない欧米だが、NATOごと戦争に巻き込まれるのは困るので、盛んに武器と財政支援を行い、しかも、それをすることが正義のような顔をしている。日本はいつも通り追随。武器は送らないが、資金や備品の援助をしている。


しかし、ウクライナに対して武器や資金を拠出するというのは、「ウクライナ国民よ、ゼレンスキー大統領と共に頑張って戦え!」と言っているに等しい。武器を送り、資金援助をすれば、当然、戦争は長引き、ウクライナ、ロシア双方で犠牲者が増える。いわば、そのための武器、そのための資金だ。


つまり、私たちの税金で不毛な戦争が引き延ばされ、より多くの罪もない人間が命を失うことになる。私たちはそれを良しとするのだろうか。


【こうなる前に出来ることはなかったのか】本来ならば、どの国の政治家であろうとも、まずは殺し合いをやめるよう、戦闘モチベーションの高すぎる大統領を説得するのが筋ではないか。それなのに、皆で拍手。これ以上、犠牲者を増やし、武器商人を儲けさせてどうする!?


しかも、あれほど戦争反対だったドイツメディアが、キエフの街で「私は逃げない。最後までここに止まって戦う」と言っている若い女性のことを、ものすごく肯定的に報道しているという不思議。それだけではない。平和主義のドイツ国民が、武器援助にさして反対もしない。


戦後のドイツでは、ヒトラーのトラウマのせいで、少しでも軍国主義を連想させるものは全てご法度だった。勇敢に戦うことも、国のために命を捧げることも、この国では美徳ではない。


お国のために壮絶な戦死を遂げた人間が英雄扱いされた時代は、とっくに終わっていたはずなのに、今、皆がウクライナのジャンヌ・ダルクに魅入っているのは、いったいどういうことだろう。いつからそれが美談になったのか?・・・


日本は今後、さらにロシア制裁を強め、全面的にウクライナを支援するそうだが、肝心の日本の国益はどうなっているのか? ウクライナは親中の国だし、ウクライナの政治家たちは天使ではない。もっと冷静になるべきだ。・・・


今のウクライナで、何千、何万もの無辜の人々を離散させ、苦しめ、命を賭してまで守らなければならないものとは何だろう。世界中で、これだけ多くの目がウクライナを見守っているのだ。こんな悲惨ことにならない前にロシアの侵攻を防ぐ方法、あるいは、降伏などせずとも早々と停戦に持ち込む方法はあっただろう。


しかし、ゼレンスキー大統領はそれにはあまり興味を示さず、外に向かってはもっぱら援助集めのスピーチで、内に向かっては「祖国を守れ」。私はゼレンスキー大統領に聞いてみたい。あなたの国の国民は、本当にあなたと共に最後まで闘おうと思っているのですか?と。


いつものことながら、欧米の国々はこの危機を自分たちの利益に結びつける方法を冷静に考えているはずだ。その中で日本だけが、単純にウクライナに同情し、支援の大盤振る舞いで自己満足するということにならないよう心してほしい。


政治家の役目とは、国民の命と国土を守ることだ。ウクライナにも、ロシアにも、そして、もちろん日本にも、それ以上に大切なものはあり得ないと、私は思っている>


長いのでカットしたが、川口氏はこう言っているわけだ。


「ゼレンスキーは英雄ではない」「祖国防衛、武器を持って戦え!は玉砕の勧め」「民間人でも武装したからには、敵にやられても文句は言えない」「すべての犠牲をロシア軍のせいにはできない」「ゼレンスキーは民間人を犠牲にした責任を取る覚悟があるのか」「氏は誰かの指令のままに動いており、脚本通りの勇猛な大統領を演じているだけのよう」


「私たちの税金で不毛な戦争が引き延ばされ、より多くの罪もない人間が命を失う」「戦闘モチベーションの高すぎる大統領を説得するのが筋だ」「お国のために壮絶な戦死を遂げた人間が英雄扱いされた時代は、とっくに終わっている」「攻め込んだロシアは悪い」「戦争の意味を判定するのはのちの歴史」「一方を善と決めつけのは大きな落ち度」・・・云々。


強盗やゴロツキに襲われて危険を感じたら「女子供を守るために戦うのは当たり前だ」と男は思う。しかし川口氏は「戦うのではなくて抵抗しないで欲しいものをくれてやればいい」と思っているどころか心の底から信じているわけだ。宗教? キリスト教? 


小生はお釈迦さまを尊敬するが、「親や子が殺されても報復するな」と説いており、これだけは理解に苦しんだ。最近ようやく「報復すると、報復の連鎖になるから、そうならないように耐えなさい」ということだと気づいた。が、納得したわけではない。報復がないとなればワルは「奴らは根性なしのヘタレだ、殺すぞと脅せばカネはもちろん女房子供でも差し出す、俺の天下だ!」となる。ゴロツキと独裁者はまったく似たり寄ったりだ。


キリスト教も「報復の連鎖を断つ」という傾向があるが、南米を襲った白人キリスト教徒は先住民を人間と思っていないから男を殺しまくった、あるいは追放したり奴隷にした。先住民の女は犯されたが、その代わりに食糧を提供され、さらに生まれた赤ん坊はハーフでなかなか美しい。こうなると女は白人こそ理想の男だと積極的に迎合するようになり、やがて先住民の男を「まるでサルみたい」と嫌い、遠ざけるようになった。かくして先住民の純粋種は瞬く間に消滅したと同時代人のモンテーニュらは書いている。


我にも正義、彼にも正義、この世は正義と正義のぶつかり合い。歴史は勝者が創る。女は子を産み育てるのが天命、男は食糧を得たり敵から女子供、仲間を守るのが天命である。これが初期設定だ。


動物の女=雌は強い男=雄に寄り添う。ニホンザルは群を作るが、厳しい序列がある。「若いオスは群れの中での順位が上がると次第にリーダー的な行動を取るようになり、サブリーダー(ボス見習い)となるが、ボスとなって群れの中央に入るにはメスグループの了承を必要とする。メスは終世、群れの中央にいる」(WIKI)。オスが立候補してもメスの賛成票がないと当選しない!


女にとっては強くていいタネであれば白だろたアカだろうが黄色だろうが黒だろうがノープロブレム! 縄張り争いで一帯を焦土にするなんて私たち女の迷惑、子供が可哀想。戦争するくらいなら縄張りを譲った方がまだマシだ。強い相手とガチンコで戦い、たとえ勝ったところで焦土だらけ、領土が広がるわけでもないし、賠償金もありゃしない。国土がボロボロになり、血と涙が流れ、飢餓と悲しみ、悔恨の明日・・・戦争はダメ、絶対!


女の思考、眼鏡、価値観で見れば「強者から売られた喧嘩を買うのは下策」。一方で男はこう思う、「ここで尻尾を巻いたら国家も民族も終わりだ。たとえ死屍累々、廃墟と化しても、命懸けで祖国防衛の戦いに立ち上がったという民族の歴史は残る。いつしか再起三起の機会は来るだろう。魂は売らない! 撃ちてし止まん!」


男と女の人生観、価値観は違う。我が母は「綺麗なべべ着て旨いものを食って面白おかしく暮らす」を良しとした人生だった。職業軍人を目指した父は敗戦で夢破れ、第2の人生で商売を成功させることにより鬱屈を晴らしていたように見えたが、“露助”“アメ公”を生涯嫌っていた。


男と女の生き方はそれぞれだが、違うからいいのかも知れない。互いに「理解できない」から加齢とともに「干渉しない」ようになる。だから40年50年を一緒に暮らせるのではないか。小生の経験でもそうだ。


川口氏は「欧州を覆う熱戦前夜」の不安、危機感から「安定を良しとする」女の感性、本能が甦ったのだろう。何となくパニックのようだが、しばらくすれば落ち着きそうだ。論客は理性をもってドーンと構えていて下さい。


男はその同じ不安、危機感を「大変革のチャンス、好機到来」と見て勇武の心、血が騒ぐのかも知れない。プーチンが開けたパンドラの箱から、もしかしたら「希望」が出てくるかも・・・男はそう考える傾向があるようで、西側諸国のリーダーはなにやら急に元気になって来た印象がある。


ロシアと中共に必要なのは「自由民主人権法治」ワクチンだ。重度の共産主義独裁病でも、最初は副作用に悩まされるものの、10年、20年で健康というか、まあ落ち着いて来る。「世界制覇したい、そうしないと亡国だ」という妄想はなくなり、軍事費を減らして民生に回せるから不満分子はずいぶん減る。「自由民主人権法治」は選挙による民意で政策が規制される「ろくでもない制度」だが、今のところは一番マシな制度と言われている。慣れれば諦観?というか安定もある。


ロシア、中共、北がそれを受け入れるには何十年もの歳月が必要だろう。この三悪のターゲットになっている日本が最優先ですべきは核兵器の開発配備である。社会心理学者エーリッヒ・フロム曰く――


<破滅の危険に絶えず脅かされていると、大抵の人間は「恐怖、敵意、冷淡、その結果として生ずる大切な価値観への無関心」などの心理的症状を呈するようになる。このような条件は、我々を野蛮人に変えてしまう。それは複雑な装備を持った野蛮人である。


戦争と平和と国際紛争の問題は、一挙にこれを解決する方法がない。軍縮の段階や、あるいは完全軍縮がなされても、世界の平和のためには恒久的な警戒と決意が必要である>(高坂正堯著「国際政治 恐怖と希望」から)


備えなければ亡国である。危機感がない国民は危機感がない政治家しか選べない。ウクライナは核兵器を放棄したからプーチン・ロシアに襲われた。痛恨のミスだ。ウクライナは明日の日本である。無為無策ならロシア、中共、北は日本の領土領海を明日にでも侵攻し、三分割するだろう。
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