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奄美大島でも軍事訓練

2023-01-09 19:51:36 | 戦争
奄美大島でも軍事訓練
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」121/通算553 2023/1/9/月】1/6の夕刻、奄美大島で年末年始を過ごしたカミサン、娘2人、孫3人が元気よく帰ってきた。「ただいまー、うー、本土は寒い!」

奄美は18℃、夜でも12℃で、冬でも風呂を焚く習慣はなく、シャワーで済ませるのだという。まあ、その代わりに夏の暑さは尋常ではないが・・・もっとも慣れれば何ということもないのだろう。

奄美で建築土木業を営んでいた義父(カミサンの父)は、1975年あたりまで夏場の仕事は早朝から始め、昼食後は暑さが緩む4時頃まで窓を開け放した日陰で昼寝、7時頃まで働いてシャワーでさっぱりし、夕食後に飲み屋へ行くというパターンだった。

今はクーラーが普及しているから室内の仕事は9時~5時で本土と一緒だろうが、夏の屋外の現場仕事の勤務パターンはあまり変わっていないのではないか。夏場は昼から4時まで街と道路は閑散としている。昼に水着姿で海で遊んでいるのは旅行者で、地元の人は「日焼けで痛くて今夜は眠れないだろうなあ」と気の毒に思っている・・・ニヤニヤしながら。

種子島から南には小さな島がいっぱいあるが、有人の島は30ほど。一番大きいのは奄美大島で、確かに「大島」である。大島であってもコレという産業がない。昔は大島紬が稼ぎ頭の“ドル箱”だったが、今はすっかり斜陽になってしまった。大学もない、大卒向きの仕事もない、若者は本土へ出て行く、過疎化が進む、というのが最大の問題だ。老人の半数は生活保護を受けている。

奄美の問題は日本中、特に日本海側(裏日本)の問題でもあるだろう。生まれ育ちが越前高田(福井県福井市高田町)の知人曰く「冬場は雪や雲、雨はあっても快晴の日射しはほとんどない、就学や就職で太平洋岸に出てきたら、もう故郷に戻る気がしない、俺は神奈川県、兄貴は千葉県暮らし、高田の実家は廃屋状態」。

人は気候温暖で仕事があるところに集まる。都市部は膨張するが、一方で過疎化する地域は増え、消滅に向かう町村も多い。「田舎暮らしのすゝめ」なんていう記事や雑誌を見るが、大学もない、大卒向きの仕事もない、これでは結局、子供たちは都市部に出て行くしかない。それを引き留める大学があったとしても、大卒にふさわしい給与、仕事を提供できる企業、産業がないのだから当然だ。

小中学で仲良かった友は青森大学卒、青森の農家の娘さんと所帯を持ったが、結局、嫁さんの実家の農業を手伝い、その合間には日雇いの土方仕事をしていた。新品のトヨタ・ランドクルーザーに乗っていたから結構いい暮らしをしていたようだが、内心、忸怩たる思いではなかったか。もう20年ほども前の話だが、当時は国からのバラマキ的な農業支援もあったようだ。

3年ほど前に太宰治の足跡を訪ねて青森に行ったが、青森市の中心街でもまるでシャッター通りのように閑散としていたのには驚いた。地元を潤すような優れたハイテク・コア産業がないと若者は出て行き、さびれる一方だろう。

さびれないようにするには「地元自らが変わっていく」しかない。例えばリニア中央新幹線に反対するのではなく、チャンスに変える知恵がなければ成長はないどころか後退してしまう。今、世界は平事から軍事へ移りつつある。時代の波、時代の要請に応えることで地方再生なども前進できるのではないか。

ハワイ・オアフ島は米軍基地の島である。戦後は沖縄もグアム島も米軍の「基地の島」になった。日本は敗戦後、さらにサンフランシスコ講和条約(対日平和条約、1952年4月28日発効)による“主権回復”後も、日米安全保障条約で日本の国防を米国に依存したのだから、日本各地に米軍基地があるのは当然だが・・・しかし、いつまでもそれでは「属国」のままでナンカナーの気分になる。日共系らしい「安保破棄中央実行委員会」によると、

<日本には、北海道から沖縄まで全国各地に130か所の米軍基地(1024平方キロメートル)があります。そのうち米軍専用基地は81か所で、他は自衛隊との共用です。

日本の主な米軍基地は、三沢空軍基地(青森県三沢市)、横田空軍基地(東京都福生市など)、横須賀海軍基地(神奈川県横須賀市)、岩国海兵隊基地(山口県岩国市)、佐世保海軍基地(長崎県佐世保市)と沖縄の米軍基地群があります>

現代ビジネス2017/9/5、矢部宏治氏の「知らなきゃよかった…日本の空は『実はアメリカのもの』だった」から要旨を紹介すると、

<横田空域は、東京都の西部(福生市ほか)にある米軍・横田基地が管理する空域です。いちばん高いところで7000メートル、まさにヒマラヤ山脈のような巨大な米軍専用空域が、日本の空を東西まっぷたつに分断しているのです。

ここで「米軍基地は沖縄だけの問題でしょう?」と思っている首都圏のみなさんに、少し当事者意識をもっていただくため、横田空域の詳しい境界線を載せておきます(図は略)。横田空域の境界は駅でいうと、上板橋駅、江古田駅、沼袋駅、中野駅、代田橋駅、等々力駅のほぼ上空を南北に走っています。高級住宅地といわれる世田谷区、杉並区、練馬区、武蔵野市などは、ほぼ全域がこの横田空域内にあるのです。

この境界線の内側上空でなら、米軍はどんな軍事演習をすることも可能ですし、日本政府からその許可を得る必要もありません。1952年、占領終結と同時に新たに制定された日本の国内法「航空法特例法」では「米軍機と国連軍機については、航空法第6章の規定は適用しない」ことになっているのです。

この条文のもとで米軍は、1952年に占領が終わったあとも変わらず日本の上空で、なんの制約も受けずに飛ぶ権利を持ち続けました>

矢部氏も日共(著書が機関紙「赤旗」で紹介されている)や朝日系の左巻きの臭いがするが、中露北が暴れまくっている現在、上記の論稿は随分時代遅れ、時代錯誤のような気がする。まあ、好き好きだけれど、古人曰く「過ちては改むるに憚ることなかれ」、転向するなら早い方がいいだろう。

NHK2022/10/12「防衛費の増額 賛成が55% NHK世論調査」が興味深い。
<防衛力の抜本的な強化に向けて、政府が防衛費の増額を検討する中、NHKの世論調査で防衛費増額に対する賛否を聞いたところ「賛成」が55%、「反対」が29%となりました>

容共左派の“あの”NHKまでが・・・まことに危機の時代であり、敵は中露朝の赤色独裁3派連合である。国民の「自分の国は自分で守る」という意識は高まっていくだろう。大和魂、燃える闘魂! 日本男児のDNAだ。 

奄美は数年前に自衛隊ミサイル防衛基地を受け入れた。島民は大歓迎したようだ。地元紙の南海日日新聞2022/11/17「自衛隊・米軍 演習の一部を報道公開 奄美大島 外国の関係者も視察」から。

<自衛隊と米軍の日米共同統合演習「キーン・ソード23」は16日、奄美大島で実施する訓練と展開する装備品の一部を報道機関に公開した。併行して、演習参加国を含む9カ国の関係者が訓練のオブザーバーとして参加し、戦術的な情報共有、連絡調整や前線部隊の支援を目的に開設した日米共同の後方拠点などを視察。島しょ地域の防衛に関わる日米の連携を確認した。

16日の報道公開は陸自奄美駐屯地と瀬戸内分屯地で実施。一部実動演習に参加している豪州や英国、カナダをはじめ、太平洋周辺諸国や北大西洋条約機構(NATO)加盟国などの関係者が視察に訪れた。18日は徳之島で訓練の一部が公開される>

世界は「風雲急を告げる」時代になった。同志国と連携して中露朝独裁政権殲滅すべし!(その後の青写真を用意しなければならないが、米国のシンクタンクは当然研究しているだろう。そのうち調べてみるが、実に厄介な問題だ。みんな頭を痛めているに違いない)
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