日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

習わないことだらけの仕事。

2015-04-10 19:40:13 | 日記
 買い物に行き、銀行に寄ったら、
真新しい地元の短大の制服を着た女性が、母親らしき人とATMの前に並んでいました。

 振込もしなくてはならないし、お金もおろさねばならないし…といった感じで
短大生はあたふたしています。
それを母親らしき方が、イライラしながらも見守っていらっしゃいました。

 自分でお金をおろしたり、振込んだりなんて、きっと今までしたことないでしょう。
私も初めて、親元を離れてATMでお金をおろしたときの
どきどき下感じを思い出して、思わず心でがんばれ~っとエールを送ってしまいました。

 「習ってないから!」
学校に勤めているときに、子どもたちが時々発していた言葉です。
今日、この言葉を聞いたのは、学校ではなく、いつもの早朝の仕事場でした。

 朝の仕事は、新人さんが加わりました。
新人さんと組んだ方は、新人さんに負担がないように、仕事のスピードを緩めたり、
間違いがないように確認を促したり、おかしなところがあったら注意をしたりしながらしていました。

 ところが、新人さんは注意されると
「習ってないから!」と言い放し、一緒に組んだ方はなんだか嫌な気持ちになったようでした。

 トラックに荷物を効率よく、限られた時間で、荷崩れを起こさないように積んでいく仕事です。
マニュアルがあって、それを事前に読んでやる仕事の性質ではないため、
どうしても、やりながら教えたり、おかしなところがあれば注意を促してやる仕事です。

 「土台の部分をきちんとしておかないと、上に行く程荷物が斜めになるよ。下から2番目がズレてるよ。」
 「習ってないです!」

 こんなやり取りだったようで、気の良いパート仲間は
「ごめんね、先に言っておけば良かったね。」と大人の対応をされていましたが、
きっと、私なら、ブチ切れて
「教えてねーよ!じゃあ、気がつけよ、ボケ!」と言ってたかも…、と、
ああ、私と組まなくて良かったね、と思ったことでした。
いけませんね

 注意されること=自分の一生懸命の行為を否定されること、となってしまうのでしょうか。

 ああ、そういえば、私が子どもの頃に、
苦手な算数の問題かなにかを一生懸命解いて、答えは合っていたものの、
「答えは合っているけれど、要領が悪いね。もっとスッキリ解いてごらん!」と言われて、
「あ~あっ!がんばったのにな、ちぇっ!」という気分になり、
頭を切換えて別の方法を考えるのに時間がかかったなぁ~、
そんなことを思い出しました。

 今の私は、他人ががんばってるなと思う姿と私のがんばり方は別もの。
ここの評価が分かれることは仕方がないことだから、
ちぇっ!と思うことはないのですが、
自分ががんばってる=他人にもがんばってると認めてほしい!と
思っていると苦しいことになるかもしれないなぁと思うことでした。

 来週は、私も新人さんと仕事を組むことがあります。
新人さんも自分もストレスがないように、スムーズに仕事が運べるように、
行動、言葉を試行錯誤しながらがんばってみようと思います。

 いや、格好つけすぎました。
なにより、自分にストレスがないようにですね。
暴言はかないようにがんばります。

 
コメント
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