日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

武士でなくても相身互い。

2015-04-23 17:09:12 | 発達応援
 昨夜は、駅から家路に向かうときに見上げた空に、
細い三日月と金星ともう1つ光輝く星でトライアングルができていました。

 調べてみると、アルデバランという牡牛座の一等星のようです。

 同じトライアングルを福岡で、
漢∞蘭アロマの講師の先生と企画してくださった方も見上げていらっしゃったようで、
Facebookに書いておられました。

 こういうのは、ちょっと嬉しいなと思ったことです。

 昨日は漢∞蘭アロマの勉強会後、
時間のあるメンバーが残っておしゃべりを少ししました。

 漢∞蘭アロマをどう活用するかという話で、
私は自分の健康管理やアロマトリートメント、
そして、子どもの気分のジェットコースターを中庸にもっていくのに用いたいという話などをしました。

 そういう話の流れから、講座を受けておられる方々の身近にいらっしゃる、
アスペルガーと診断を受けた方やそれらしき人たちの話になりました。

 講座の場を貸してくださっている方は、
とても美しい、モザイクアートのような葉書大の絵を見せてくださって、
それはアスペルガーと診断を受けた知り合いの子どもさんが描いたものだと教えてくださいました。

 子、といっても今では高校生で、その絵はその子が小学生のときに描いたものだそうで、
今は、数学にハマっていて絵には見向きもしないそうです。

 会っても目を合わせることもなく、こちらに興味もなく、
自分の好きなことにのみ目がいくようです。

 数学好きを活かして、大学にいくのでしょうか。
先々、仕事に就けるといいですね、そのくらいしか返す言葉もありませんでした。

 また、別の方は高齢者のホームで、
他の人との関わりには一切興味なく、塗り絵に没頭する高齢者の話をされました。
その方の塗り絵のできばえが素晴らしいので、施設に張り出しているそうです。

 しかし、他の施設の利用者の方々は、なんで自分たちのは返されて、
人と挨拶も交わさないような塗り絵ばかのようなその人のものだけ貼ってあるんだと、
内心は穏やかではないようで、中々難しいそうです。

 なんだか、学校の子どもたちからも聞こえてきそうな言葉だな、と
これもまた、そうですよねぇ~としか、言いようがありませんでした。

 ちょっと自分たちとは認識の仕方が違うな、と思う人たちが
身近にいる人たちは多いようです。

 個人対個人のつながりの小さな輪の中では、
そういう性格の人、そういうことが苦手な人として受け入れられて、
その人なりの好きなことをのびのびと伸ばし、認められ、
案外、自由に生きていけている感じがします。

 これが会社、社会ほどでなくても、
個人対複数になった途端に、「ロクに挨拶もできない奴だ」と揶揄されたり、
個人のできなさを複数の方がすべて請負わねばならず、負担を強いられたりして、
関係にひずみができてくるように思います。

 自分の得意なことを伸ばしながらも、メジャー認識のことも学ぶ姿勢も必要だと思います。
できないことを気合いで乗越えさせたり、ただただ努力を強いるのではなく、
マイナーな認知の仕方を知り、合ったやり方に柔軟に対応する力を身につけることも必要です。

 どちらか一方が、責められたり、負担を強いられる関係ではなく、
お互いにきちんと向き合いながら、人同士の付合いをしていきたいものですね。


 


コメント
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