日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

生活の中のワーキングメモリー。

2015-04-29 14:47:18 | 発達応援
 たった2日ばかり、小雨がぱらつき、曇り空だっただけで、
ずっと天気が悪かったような気がします。

 今日は薄日が射していますが、曇り空です。
それなのに、晴れている気がしていました。

 日射しは偉大ですね。

 自分が子どもの頃の生活を考えると、
子どもに任されたり、頼まれたりする、ちょっとした仕事が色々ありました。

トイレの手洗い用の手動手洗いタンクの用なものの水の補充やお風呂の水を入れ。
五右衛門風呂だったせいもあり、お湯が沸くまで薪の面倒。
母が別のことをしている間、鍋が焦げないか気をつけておくこと。
毎日ではなくても、洗濯物を畳んでおくこと。

 どの手伝いもわざわざ時間をとって、やるものではなく、
勉強している合間に、ちょこっと見に行ったり、
テレビを観ている合間に、ちょっと手を動かしたり、
何かをしながら頭の片隅に置いておくような手伝いが多かった気がします。

 また、学校で使うノートが使い終わりそうだったり、その他の文房具を買うときにも、
今のように夜遅くまで開いているホームセンターがあるわけでもないので、
いつでもは買うことができず、覚えておいて学校から帰ってから買いに行ったりということもありました。

 こうして考えると、ぼんやり普通に育った私でも、
日々の中でワーキングメモリーを鍛えられながら生活しています。

 今、ワーキングメモリーが弱いといわれる発達に凸凹のある子どもたちは、
良くも悪くも日常生活の中でワーキングメモリーを鍛える機会は余りないように思えます。

 そのことは怒られる機会が減るのでラッキーなのか、
生活の中で発達できるチャンスを奪われていてアンラッキーなのかはわかりません。

 便利になった世の中で昔風の手伝いができないことを残念がっても仕方がありません。
便利さの中で、自分でお湯を沸かしてお茶を飲んだり、カップラーメンを作ったり、
インスタントラーメンに野菜を入れて作ってみたり、お風呂のお湯のたまり具合を見てみたりと、
年齢によって、ちょっとついでにできることをやって、ワーキングメモリーを鍛えるのも良いかもしれませんね。

 学校での勉強や運動の出来具合ばかりが、
仕事をするときの段取りの良さやちょとした気が利く振舞いに結びつくとは限りませんからね。
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