日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

引き出す媒介…。

2016-08-10 21:38:08 | 算数
 普段は家中の窓を開け、
かき氷食べたり、冷たい水を飲んで、過ごすことで暑さを乗り切っています。

 が、今日の暑さは、もわ〜っと家の上部を覆い、
外からの風も熱風とは言わないまでも、ちょっと熱さを感じる風でした。

 かき氷を食べつつも、暑さでやられてはいかんと思い、エアコンを入れました。

 猫たちは、風呂場や机のしたやらでぐっすりなのか、ぐったりなのか。
でも、どの猫もご飯を食べたらエアコンの効いた部屋から出て行きます。

 案外、猫って暑さに強いのでしょうかねぇ。

 算数の数について、あれこれ試行錯誤しています。

 数というのは、算数という教科を習いはじめて初めて目にするものではありません。
そのもっと以前に、日々の生活の中で体験したり、楽しんだりしているものです。

 幼稚園などの友だちと、友だちが一歩進めば、自分も一歩と歩数を合わせて歩くこと、
水遊びで容器に汲んだ水の量を比べること、
順番を待ちながら、あとどれだけ待てば自分の番かを数えたり、教えてもらうこと、等々。

 数とは関係がないようで、数と関係のある経験を知らず知らずに
子どもはたくさん経験しています。

 それらの経験は、その時は子どもにとって数の学びでも何でもなくて、
その日、そのときに必要な経験に過ぎません。

 だけど、知らず知らずにそれらの経験が子どもの算数の土台をつくることになるのだと思います。

 知らず知らずに、水が満ちるように土台ができ、それを利用ていく子もいれば、
土台ができても利用できない子やまだまだ行為それ自体が目標で、土台に行き着かない子も
いるのではないかなぁ〜、と思います。

 自分のなかの土台に気がついていない子、
まだまだ、遊ぶことが大事な段階の子。

 どちらが良い、悪いではないのです。
そこにこちらが気がついて、どんな媒介をするのか、という腕が試されているのだと思います。

 媒介することで土台を強いものにでき、利用できる状況にする。
それにはどうすれば良いのか、そんなことを考え続けた1日でした。

 


コメント (2)
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