携帯の番。

　オリンピックが終わった、と思ったら、台風、台風、台風。
今まで、あまり上陸しなかった関東方面への上陸だから、やたらと報道があるのでしょうか。

　九州が台風でも、関東とかでこんなに台風台風台風、と報道しているのかなぁ。

　昨日は筋膜リリースで大阪でした。
飛行機を降りて、バスで梅田に行き、そのあとは地下鉄で移動しました。

　地下鉄で移動中、バギーにお子さんを座らせたお母さんが乗ってきました。
赤ちゃんと幼児の中間くらいのその子は、バギーから興味深そうに世の中を見つめています。
目が合うと、しかめっ面をしたり、口を開けたり、結んだり色々な表情をしていました。

　で、その子のお母さんは、地下鉄に乗ってから、ずっと携帯を触っていて、
特に子どもさんに注意を払うこともありません。

　かわいらしい声で、
「あううえあぅううううぅ〜」とか言っても、バギーを揺らしてあやすだけ。

　相手にしてもらえないからか、子どもの声はどんどん大きくなっていき、
そのうち、駅でおりていかれました。

　そのお子さんと入れ違いに、今度は姉弟が乗ってきました。
姉と弟は楽しそうにしゃべったり、席を取って座ったりしていましたが、
ここでもお母さんは食い入るように、携帯を見ていました。

　途中お姉さんに「見て、キラキラ」といって、
姉の方に電話を見せたりしていました。

　姉が見るものは弟も見たいものですが、
見ようとした途端、お母さんの
「あんたには、関係ない！」という言葉が跳んできて、
電車が静かになりました。

　携帯、スマホって、本当に生活に浸透しているし便利なのですが、
こういう場面に遭遇すると、なんだかなぁ、と思ってしまいます。

　私が家で携帯を見ているとき、猫の桃ちゃんがじーっと見つめたり、
梅ちゃんが「ごはん！」と鳴いたりすることがあります。

　きっと、猫たちは、
「ああ、また、母ちゃんが小さな平べったい箱を見ている…、と
どん引きでしょうね。

　毎日、一緒の親だからこそ、なのかわかりませんが、
なんだか、大丈夫なのかなぁ、と思った出来事でした。