日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

通じる言葉。

2017-03-02 16:52:48 | 発達応援
朝の仕事中に、あられが降ってびっくりしていたら、快晴!良い天気!と日向で背中を温めていると突風が吹き、横殴りの雨!荒れる天気に春の近さを感じますね。

今日はフォイヤーシュタインのIEの「指示」という教材をしました。単純に、一本の線を引いてもらうためにも、言葉によってああだ、こうだの文章を作っていきます。

一緒にやったのは、1聞くと10くらいは答えが返って来る、言葉も達者だし、社会に対しての関心もある意欲的なお子さんです。

頭の回転も良いお子さんで、問題の意図もくみ取って、答えををとんとんとんと書いていきます。
でも、そのお子さんが書いた指示通りに線を引こうとすると、何通りにも引けてしまいます。

さて、どうやったら、見本にあるような一本の線を引いてもらえるのか。言葉を加えていきます。

この問題を考える中で、「日本語」という共通の言葉を持った者同士でも、少し指示に曖昧さが出ると途端に色々な解釈がされてしまうこと。

誰でもわかる共通に揺らぐことのない概念はないか?そういう言葉を使うと分かりやすさはどうか?

そういうことを考えながら問題を再考していきました。その中で、お子さんが
「私は、言葉をきちんわかっていないかもしれない。変な言い方だけれど、知った風にしているだけかもしれない。」と言われて、色々と考えていたのが印象的でした。

自分の思いを正確に伝えるためには、言葉を選ぶことにも意図的にならなくてはいけない。そんなことの入り口に立たせてくれた、今日の指示の教材でした。

コメント
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