最近、これは人間の1万倍の頭脳を備えていると言われるスーパーAI(ASI)でも、なかなか答えられないだろう、と思われるものに、2件、遭遇しました。
相談内容、私には守秘義務がある(刑法134条)ので、詳しくはここに書けません。ただ、2件のうち1つは、表面的は争点とは全く違うところに真の争点がある事件でした。このような場合、その奥に隠れている争点に関係する事実を相談者から聴き出して、的を射たアドバイスを行う必要があります。このためには、弁護士は、様々な事件を経験し、日頃から法律の知識のみならず様々な制度の実情を把握しておく必要があるのです。
私も、まだまだ修行中の身で、スーパーAIに負けないよう、日々、精進していきたいと考えています。
(秘密漏示)
第134条 医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、6月以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。
2 省略