5月14日(火)、衆議院第1議員会館において開催された御手洗さんと赤田ちづるさんとの対談に聴衆の一人として参加しました。
御手洗さんは、2004年に発生した佐世保小6女児同級生殺害事件の被害者の兄です。赤田ちづるさんは、弟の佐藤隆陸(たかみち)さん(当時24歳)を2003年11月、鹿児島県奄美市(当時・名瀬市)で、19歳の男性が飲酒運転した車にはねられて亡くされたのです。
家族に未成年者がいて、その未成年者が殺された場合、その親は子が亡くなったことで、仕事や家事ができなくなったりして、周囲からの支援を受けることがあります。
ところが、その被害者の兄弟姉妹(「残された兄弟姉妹」)への支援はほとんどありません。むしろ、「貴方が親を支えてあげないと。」等々を周囲の人間から言われて苦悩するのです、本人も兄弟姉妹の死でダメージを受けているのに、です。
この対談で、御手洗さんは、残された兄弟姉妹に声を掛けて欲しい、「ご飯食べれてる?」「夜、寝れてる?」等と言われました。そして、最後に、「残された兄弟姉妹に声を掛けて、残された兄弟姉妹に被害を与えるのではないか、と心配しないで欲しい。残された兄弟姉妹は、もうこれ以上ダメージを受けようがないところまで追い詰められているのだから。」と言われました。