山中アナウンサーが地震を起こしたわけではない

【熊本地震】「食料最低限なのに…」ＭＢＳ山中アナ、取材用弁当写真をツイッターに上げ批判続出　「配慮欠けた」謝罪
　報道する人だって，ご飯を食べなければ仕事ができないのです。報道機関は，我々国民の知る権利を充足させる重要な任務を負っています。
　山中さんのツイートを批判する人たちは，何に対してもケチをつける人たちなので，気にしないようにしましょう。

関西テレビ中継車熊本ガソリンスタンド行列割り込み事件

関西テレビ謝罪　中継車が熊本のＧＳで割り込み給油　苦情殺到
　誰でも過ちは犯します。
　カンテレは，これをよい教訓として，コンプライアンス＝法令順守，社会のルールを全社員に徹底していきましょう。　

熊本派遣弁護士勉強会

　大阪弁護士会の災害復興支援委員会では，急きょ，委員会所属弁護士向けに災害復興支援法制等の勉強会を，明日の夜，開催して，九州へ弁護士派遣の準備に入ります。
　最近，大阪弁護士会の弁護士が，犯罪を犯したり，選挙に出たり，テレビで適当なことをのたまったりしていますが，たまにはいいこともするのです。

福島第１原子力発電所損賠賠償請求訴訟学習会にて

　昨日は，原発賠償訴訟学習会in大阪弁護士会館でお話をしてきました。そして，参加者の皆さんと一緒にＮＨＫのＥＴＶ特集大震災発掘　埋もれた警告を見ました。
　驚いたことに，この番組をＣＤに録画して，裁判所に証拠として提出すべきだとの意見が大勢でした。
　

ワタミ事件に想う～犯罪被害者支援とは何か

　昨夜は，ワタミ事件（ワタミに入社してわずか２か月の女性社員が精神疾患を発症してビルの７階から飛び降り死亡したもの）に関連して①「ワタミ過労自殺訴訟の和解の社会的意義」②「ワタミ過労死遺族支援と労働組合の役割」との講演を聞いてきました。
　①は，被害者Ｍさんの両親の訴訟代理人を務めた弁護士が，②は，その両親を支援した労働組合の書記長が，それぞれ話をされました。
　私は，私なら，ワタミの社長だった渡邉美樹さん（どこでどう間違ったか，今は，参議院議員になっておられます。）を傷害致死罪で刑事告訴して，刑事施設に最低でも７年間，行ってきてもらう活動をしただろうと思いつつ，お二人の話を聴いていました。
　いずれにしても，Ｍさんの両親の生の声が聴きたかったです。　

裁判官のコミュケーション能力

　最近，思うのですが，裁判官は，訴訟の当事者と直接話をしないのです。当事者の訴訟代理人である弁護士と話をするのがほとんどなので。
　要するに，裁判官にはコミュケーション能力を育成する場がないのです。よって，裁判官にコミュケーションを期待してはいけないのかもしれません。
　

組織罰を実現する会，４月２３日発足！

　今日は，「組織罰を実現する会」の発足記者会見に立ち会いました。
　まず，一般市民の方には，今の日本では，組織（法人，団体）がどんなにひどい犯罪を犯しても，その組織は，処罰されないのが原則であることを知って欲しいです，これだけ，個人の行為とは区別して認識できる「組織の行為」があふれかえっているのに，です。
　

福島第一原発事故損害賠償請求訴訟in大阪地方裁判所で裁判長交代！

　昨夜の弁護団会議で，知ったのですが，大阪地方裁判所第２２民事部の部総括判事が，この４月から代わり，それにともなって原発事故賠償請求訴訟の裁判長も交代したそうです。
　私は，昨年末の裁判において，法廷で，主に裁判長に向けて，貞観津波の知見を持ってすれば，被告国は福島第一原発の敷地に達する津波を予見できたと語りかけたのです。それが，裁判長の交代で，吹っ飛んだのです。
　というわけで今回の異動，非常に残念ですが，めげずに新しい裁判長を説得していきます。

兵庫県川西市県立高校いじめ自殺事件～有形力の行使の有無？

　産経新聞によると，兵庫県川西市で２０１２（平成２４）年９月，県立高校２年の男子生徒＝当時（１７）＝が自殺したのはいじめが原因として，両親が元同級生３人や教員，県などに計約８８００万円の損害賠償を求めた訴訟で，被害者の両親は４月９日，県と元同級生３人に計２１０万円の賠償を命じた神戸地方裁判所の判決について，大阪高等裁判所へ控訴しない方針を明らかにしたそうです。
　判決は，生徒が「ムシ」と呼ばれるなどして悪質ないじめを受けていたとする一方，激しい暴行が続いたわけではないことなどを理由に自殺は予見できなかったと判断したそうです。被害者のお父さんは「言葉のいじめを暴力と受け取らない裁判所に、これ以上期待できない」と言われたそうです。
　裁判所やその他公的機関がいじめ事件だけではなく，その他の事件でも，必ず，有形力の行使に着目して，何らかの決定を行うのです。
　　したがって，本件の真の争点は，予見可能性の有無ではないように思われます。

○○事故事件遺族会の功罪

　最近，ある事故事件の遺族ら被害者の集会に参加しました。
　そこに初めて参加された人がいました。その人の息子さんが数か月前に事故に遭ったのです。その集会では，その被害者遺族に，他の参加者がどんな事件が聞き，その遺族が答えるのです。でも，当然のことえすが，その人は涙ながらに語るのです。
　速やかに被害者遺族がやるべきことを他の参加者がアドバイスするためには，どのような事件か知ることはとても大切です。でも，事件のことを語るのは被害者にとっては辛いのです。
　というわけで，○○事故遺族会にも，よくないところはあり，一度参加してみて，これは自分にはムリと思ったなら，参加をやめるべきなのです。