四季島の試運転は相変わらず行われているようだが、先日たまたま時間が合ったので、撮影のため寄り道してきた。
この四季島が登場してから、結構の時間が経っていると思うが、未だに営業運転をしている訳でもなく、広範囲に渡りあちらこちらの試運転を重ねている。やはり社運を懸けてデビューを飾った車輛だけあって、かなり丁寧に念入りに全てが準備されている印象を受ける。趣味誌やネット上でも随分とこの四季島E001系を見かける機会が多いから、慣れっ子になってしまい最初に受けた衝撃は薄れている。
アントンKも今まで機会を見つけては撮影してきたが、まだ物珍しさだけが先行して、写欲はなかなか沸いてこない。実際に営業運転に入り、東日本の各地での数々のシーンを見てまた印象が変わるのだろうか。まだ今はよくわからない。
今回は、低い位置から短いレンズで大きく撮影してみた。こう撮ってみると、先頭車両の斜めに切れたカットと、ガラスに覆われた黒い部分の前に突き出た角度が、前のめりに映りカッコ良い。ロマンスカーを飛び越えた、未来の鉄道車輛のような印象をもった。屋根も高く、また床下機器は、E26系客車のようにカバーで覆われているから、空気抵抗が少なく速そうだが、写真の撮り方で随分とイメージが変わってしまうようである。
小さな窓がたくさん並んでいたり、特徴ある模様が描かれていたりと、まだ見所が多くありそうな四季島E001系だが、乗車には縁がなさそうなので、せめて撮影くらいは好みの絵柄を見つけようと思っている。
2017-01 四季島E001系 JR東日本/ 総武本線